今回ご紹介するのは映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』です。
ファンタスティック・ビーストのシリーズ第3弾、ついに明かされるダンブルドアとクリーデンスの関係とは?
映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の作品情報
作品情報
作品名 | ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 |
原題 | Fantastic Beasts The Secrets of Dumbledore |
監督 | デビッド・イェーツ |
脚本 | J・K・ローリング スティーブ・クローブス |
出演 | エディ・レッドメイン ジュード・ロウ マッツ・ミケルセン アリソン・スドル ダン・フォグラー エズラ・ミラー ジェシカ・ウィリアムズ |
製作国 | アメリカ |
公開日時 | 2022年4月8日 |
上映時間 | 143分 |
映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の登場人物とキャスト
写真 | 役名・キャスト・概要 |
---|---|
ニュート・スキャマンダー (エディ・レッドメイン) 魔法動物を守るため世界を飛び回る魔法動物学者。ホグワーツ魔法魔術学校出身。 | |
アルバス・ダンブルドア (ジュード・ロウ) ホグワーツ魔法魔術学校の教師で史上最も偉大な魔法使い。 | |
ゲラート・グリンデルバルド (マッツ・ミケルセン) 未来を見ることができ人の心も操れる史上最悪の魔法使い。マグルを嫌い支配しようと考えている。 | |
クイニー・ゴールドスタイン (アリソン・スドル) ティナの妹。人の心を読むことができる魔法使い。ジェイコブに思いを寄せる。 | |
ジェイコブ・コワルスキー (ダン・フォグラー) マグルの男。クイニーに恋をしている。魔法界を知っておりグリンデルバルドを倒す為、ニュートに協力する。 | |
クリーデンス・ベアボーン (エズラ・ミラー) 強大な力を持つ青年。オブスキュラスを秘めている。 | |
ユーラリー・ヒックス (ジェシカ・ウィリアムズ) 呪文学の教師でダンブルドアの友人。 | |
テセウス・スキャマンダー (カラム・ターナー) ニュートの兄。魔法省に務める魔法界のエリート。イギリス魔法省で闇祓い局長を務めている。 | |
バンティ・ブロードエーカー (ビクトリア・イエイツ) ニュートの助手を務め、普段は魔法動物の世話をしている。 | |
ユスフ・カーマ (ウィリアム・ナディラム) リタ・レストレンジの異父兄。グリンデルバルドのせいでリタが死んだと恨んでいる。 | |
ティナ・ゴールドスタイン (キャサリン・ウォーターストン) クイニーの姉。アメリカ闇祓い局の局長に就任した。ニュートに思いを寄せるもすれ違いが多い。 | |
アバフォース・ダンブルドア (リチャード・コイル) アルバス・ダンブルドアの弟。 |
映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のあらすじ
魔法動物「キリン」の出産を手助けをするニュート
ニュートは世界中を旅しながら魔法動物の保護活動を行っており、密林の中で出産を控えた魔法動物のキリンの母親に優しく触れながら赤ちゃんキリンの誕生を手助けする。
ニュートは密林でキリンの出産を手助けしていると、突然、史上最悪の魔法使いグリンデルバルドの手下クリーデンスが現れ、赤ちゃんキリンを奪った。
クリーデンスはダンブルドア家の血を引く者であり、復讐のためグリンデルバルドに導かれていたのだ。
戦いの後、ニュートがキリンの元に戻ると、もう1頭の赤ちゃんキリンが生まれていた。
一方、キリンを手にしたグリンデルバルドは容赦なくキリンを殺し、その血の中にダンブルドアの顔が浮かび上がる。
その行為を見たクリーデンスは、グリンデルバルドの残虐さに複雑な思いを抱いていた。
一方でクイニーは以前はニュートに協力していましたがマグルのジェイコブに恋をしてしまったことでグリンデルバルドの思想に引き込まれてしまっていたのだ。
この先は物語の結末やネタバレを含みますので閲覧には充分ご注意ください!!
ダンブルドアとグリンデルバルトの過去
グリンデルバルドは仲間を集め直実に力をつけていた。
彼はマグルの世界を支配し、その後は魔法使いの世界をも支配しようとしていたのだ。
一方、ダンブルドアはグリンデルバルドとの過去の絆によって「血の誓い」を交わしており、互いの裏切りと戦いを許さない魔法によって直接的に戦うことができなかった。
ダンブルドアは自ら行動を起こせないため、ニュートと仲間たちを集めてグリンデルバルドの暴走を止めるための作戦を立てることにする。
ダンブルドアに集められたメンバーは、ニュート、テセウス、ユーラリー、ユスフ、バンティ、ジェイコブの6人で、彼らはグリンデルバルドとの戦いに臨むことになった。
ニュートは、ダンブルドアから預かったアイテムをメンバーに配った。
テセウスには赤いネクタイ、ユーラリーには移動装置になる本、ジェイコブには杖、バンティにはダンブルドアからの手紙が渡された。
彼らはダンブルドアの作戦に従い、グリンデルバルドとの対決に備えた。
未来を読むことが出来るグリンデルバルドに対抗してダンブルドアが仕掛けた作戦は、ノープランだった。
一見バラバラな行動をとることで相手に全貌を悟らせず、予測不可能性を確保することを目的としています。
魔法界のトップを決める選挙に立候補するグリンデルバルド
魔法使い連盟のトップを決める選挙中、ニュートと兄のテセウスが現トップのフォーゲルにダンブルドアからの伝言を届ける。
「正しい道を、楽ではない道を選べ」という伝言を受け取ったフォーゲルだったが、マグル殺害で審議中のグリンデルバルドを不起訴とし、選挙への立候補を促した。
フォーゲルとグリンデルバルドは手を組んでおり、騒ぎを起こしたテセウスはドイツの魔法警察に取り押さえられてしまう。
バンティは魔法動物のキリンが入ったトランクを持ち、鞄屋で同じトランクを6つ作るように手配した。
一方、ユスフは単独でグリンデルバルドの城を訪れ、スパイとして潜り込む。
グリンデルバルドによって妹リタをグリンデルバルドが殺害した記憶を消されたユスフは、彼の手下に落ちる危機に瀕していた。
選挙パーティーに潜り込んでいたユーラリーとジェイコブ。
ジェイコブはクイニーを見て何度も話しかけるが無視されてしまう。
ジェイコブは怒り、グリンデルバルドにクイニーを返すように迫るが、グリンデルバルドは予測済みで備えていたグリンデルバルド陣営によって2人は取り囲まれてしまった。
ジェイコブはダンブルドアからもらった魔法の杖を振りかざす。
しかし、その杖には効力がなくマグルのジェイコブに魔法が使える訳ではなかった。
しかし、ユーラリーの魔法でジェイコブが魔法を放ったように見える。グリンデルバルドに嵌められた2人は殺人未遂の容疑で指名手配されてしまった。
ダンブルドアvsクリーデンス
クリーデンスはグリンデルバルドの視覚としてダンブルドアを尾行し彼に迫っていた。
目の前に不死鳥と共に現れたクリーデンスを見たダンブルドアは彼がダンブルドア一族の血を引いている事を感じる。
2人は戦いになると激しい魔法同士がぶつかりあった。ダンブルドアの兄弟だと思っていたクリーデンスは自分を捨てた怒りを彼にぶつけた。
クリーデンスの魔法は強力だったがダンブルドアの魔力はそれを上回りクリーデンスを追い込む。
戦いに敗れたクリーデンスに対してダンブルドアは直接のつながりはないがダンブルドアの一族に代わりないとクリーデンスを一族一員として認めたのだった。
認められたクリーデンスだったが、彼の元に現れた不死鳥は弱りきっており、クリーデンスの死期を表していた。
テセウスを魔法刑務所から救出するニュート
ニュートは、テセウスを魔法刑務所から救出しに向かう。しかし、救出作戦には大量のサソリとカニをミックスしたような魔法動物が待ち受けていた。
ニュートは巧みな動物魔法を使い、魔法動物の動きを真似てダンスをすることでなんとか操ることができた。
そこにボウトラックルのピケットやニフラーのテディの協力とダンブルドアから授かっていたネクタイのおかげでテセウスを救出することに成功した。
ネクタイがポートキーとなっており、ホグワーツにループする。
ホグワーツに集まった一行は新たな作戦を実行する為に弟のアバフォースの宿に訪れる。
ニュートはアバフォースの宿で鏡にメッセージが書かれていることに気づく。
するとニュートはダンブルドアにメッセージがあったことを知らせると彼からクリーデンスが弟アバフォースの息子であることを聞かされる。
そしてダンブルドアとグリンデルバルドはかつて愛し合っていたことがわかる。
本物のキリンをブータンに届ける作戦を立てた一行
選挙の最終審査はブータン王国で行われ、神聖な心の持ち主の前でお辞儀をするという魔法動物のキリンによって決められることに。
しかし、現トップのフォーゲルが用意したキリンは、グリンデルバルドによって一度殺され、再び生き返らされたキリンだったのだ。
ダンブルドアたちは、選挙会場に本物のキリンを届ける作戦を立てる。
一方、グリンデルバルドはその計画を阻止するために部下を配置しキリンを抹殺しようとする。
ニュートたちは、バンティが用意した6つのトランクを持ち、敵を撹乱させる作戦だ。
必要の部屋からブータンに旅立った一行は敵に追い込まれ次々とトランクを開けられてしまう。
しかし、トランクには魔法が仕掛けられており仲間たちはなんとか逃げ切ることができた。
さらに、寝返ったと思われていたユスフも再び仲間に戻った。
全てのトランクが開けられてしまいついにニュートの持つトランクだけになってしまう。
あと、一歩のところまで行くが最後の最後でニュートが持っていたトランクも奪われてしまう。
トランクは燃やされ跡形もなくなってしまう。
ついにキリンによって魔法界のトップが決まる
会場では、グリンデルバルドの前に彼が生き返らせたキリンがお辞儀をしたことで、信者たちが熱狂していた。
グリンデルバルドが魔法使い連盟のトップに選ばれると、ジェイコブを苦しめて魔法使いの世界であると示した。
するとクイニーはジェイコブに駆けよった。
空から不死鳥が現れると、クリーデンスがキリンがすでに殺されており偽物であることを観衆の前で告白する。
ニュートが助けに向かう中、バンティがトランクを持って現れる。
トランクには本物のキリンが隠されており、愛らしい姿の本物のキリンが現れる。
キリンはダンブルドアに向かってお辞儀をした、ダンブルドアは光栄だと言ったが別の人物の元へ行くように促す。
するとキリンはブラジルの魔法使いサントスの元に行きお辞儀をしたのだった。
ダンブルドアvsグリンデルバルド
グリンデルバルドは裏切ったクリーデンスに対して攻撃の魔法を放つと、それと同時にクリーデンスを守る魔法をダンブルドアが放った。
これまで2人は血の誓いによってお互いに戦うことが出来なかったがお互いの魔法がぶつかり合ったことで血の誓いが解除されたのだった。
すると2人だけの戦いの世界に入った。
グリンデルバルドは「私がいなくなったら誰がお前を愛する」「孤独になるぞ」と言い放ったのだった。
2人の世界から抜けるとグリンデルバルドは「私は敵ではない」と言い残して皆の前から姿を消したのだった。
ジェイコブとクイニーの結婚式
グリンデルバルドの消失後、魔法世界は平和な雰囲気に包まれていた。
ジェイコブとクイニーの結婚パーティーが開かれ、ニュートはそわそわしていた。
彼はティナに会えることを楽しみにしていたのだ、ティナはアメリカ魔法省で忙しい日々を送っており久しぶりの再会だった。
ティナと再会したニュートは恥ずかしそうに髪型を褒めた。
パーティーにはダンブルドアも姿を現し、人間と魔法使いの歴史的な日を喜んでいた。
ダンブルドアはこの平和が続くことを祈ると共にニュートに感謝を伝え会場を後にしたのだった。
映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の感想
ハリー・ポッター魔法ワールドの最新作ということでかなり楽しみにしていた作品。
シリーズを通して魔法の世界観がとても良い。
誰しも一度は魔法が使えたらと考えたことがあるだろうし、このシリーズを見てその夢を持った人も多いのではないだろうか?
今作でダンブルドアが同性愛者だったということが描かれたり、クリーデンスがダンブルドアの兄弟ではなくアバフォースの息子だと分かったりかなり進展があった。
さらに今作からグリンデルバルドがジョニー・デップからマッツ・ミケルセンへと変更になった。
見た目もガラリと変わって完全なる別人だがそれを理解した上で鑑賞すればそこまで気にならない。
むしろ最初からマッツ・ミケルセンだったのでは?と思うほど適任でミステリアスでダークな雰囲気が驚くほどマッチしていたのが良かった。
これまでマグルが魔法使いの戦いに介入してくることがほとんどなかったがファンタスティック・ビーストではジェイコブがかなり重要な役割として絡んでくるのが見ていて面白い。
ダンブルドアとグリンデルバルドの2人、ジェイコブとクイニーのロマンス要素が多くニュートはあまり活躍しないが、ストーリーの展開は面白いので満足いく作品だった。
ホグワーツの食堂や必要の部屋が出てきたりクディッチの球が出てきたりとハリー・ポッターファンなら誰しもがワクワクするシーンも多かった点はかなり良かった。
グリンデルバルドがラスト逃げたことで今後も続編が出そうな予感を残しつつ作品が終わったので引き続きシリーズを楽しむことができるのではないかと感じとてもワクワクした。
1番好きなシーンはニュートとに言われるがままぎこちないカニ歩きをするテセウスの姿である。あのなんとも言えないぎこちなさと間抜けな風貌が面白かった。
全てをトータルして作品としての満足度がかなり高いのでおすすめしたい作品である。
まとめ
映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』をご紹介してきました。
魔法ワールドの作品はどれもハズレがなく、世界観がそもそも魅力的なので一度ハマればどんな作品でも見たくなってしまう。
今作も可愛い魔法動物がたくさん出てきたりこれまで明かされなかった秘密が明かされたり、血縁関係がわかったりと様々な進展があった。
今後もシリーズを鑑賞して新たな発見をしていきたいと思った。
最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の記事でお会いしましょう!
コメント