今回ご紹介するのは映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』です。
伝説と称され、一度鑑賞したら病みつきになってしまう大迫力、カーアクション映画をご紹介します!
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の作品情報
作品情報
作品名 | マッドマックス 怒りのデス・ロード |
原題 | Mad Max: Fury Road |
監督 | ジョージ・ミラー |
脚本 | ジョージ・ミラー ブレンダン・マッカーシー ニコ・ラザウリス |
出演 | トム・ハーディ シャーリーズ・セロン ニコラス・ホルト ヒュー・キース=バーン ゾーイ・クラビッツ ロージー・ハンティントン=ホワイトレイ ライリー・キーオ アビー・リー・カーショウ |
製作国 | アメリカ |
公開日時 | 2015年6月20日 |
上映時間 | 120分 |
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の登場人物とキャスト
写真 | 役名・キャスト・概要 |
---|---|
マックス (トム・ハーディ) 元警察官の男。過去に亡くなった人々の幻覚に悩まされながら砂漠を彷徨っていたところウォー・ボーイズに捉えられ輸血ドナーとして幽閉されていた。 | |
フュリオサ (シャーリーズ・セロン) シタデルの女性大隊長。イモータン・ジョーを裏切り彼の妻たちと共に緑の地を目指している。 | |
イモータン・ジョー (ヒュー・キース・バーン) 岩山の砦・シタデルの支配者。地下には大量の地下水を占有しており、そこに住む住人たちを力で支配している。 | |
ニュークス (ニコラス・ホルト) ウォー・ボーイズの一員。イモータン・ジョーを敬っており彼の為に名誉ある戦士を望んでいる。病気で衰弱しているがマックスを輸血袋として生き延びていた。 | |
スプレンディド (ロージー・ハンティントン=ホワイトレイ) イモータン・ジョーの妻で、彼のお気に入り。彼の子供を孕っているにも関わらずフュリオサと共に逃亡する。 | |
トースト (ゾーイ・クラビッツ) イモータン・ジョーの妻。5人の妻の中で一番戦闘意識が高い。 | |
ケイパブル (ライリー・キーオ) イモータン・ジョーの妻。赤髪が特徴。ニュークスと恋仲に…。 | |
ダグ (アビー・リー・カーショウ) イモータン・ジョーの妻。ジョーの子供を孕っている。 | |
フラジール (コートニー・イートン) イモータン・ジョーの妻。シタデルの中でしか暮らしたことがなく、厳しい逃亡生活が嫌になりジョーの元に帰ろうとする。 | |
リクタス・エレクタス (ネイサン・ジョーンズ) イモータン・ジョーの息子。強靭な肉体と怪力が特徴。呼吸器を背中に背負っている。 |
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のあらすじ
荒廃した世界で放浪するマックス
核戦争によって荒廃した近未来の世界では、生き延びた人類はわずかであり、彼らは水やガソリンなどの貴重な資源を巡って新たな争いを繰り広げていた。
元警官のマックスは、その戦争の中で多くの人々を助けることができず、多くの命を失った。
マックスは助けられなかった者たちの幻影に追われており、その幻覚から逃げるように愛車インターセプターを駆って放浪を続けていた。
だが、ある日突然、全身を白く塗った男たちに襲われ、捕らえられてしまう。
彼はシタデルの砦へと強制的に連れて行かれるのだった。
崇拝されるシタデルの独裁者イモータン・ジョー
シタデルを支配しているのは、救世主として民衆に崇められるイモータン・ジョーである。
彼はウォーボーイズと呼ばれる白塗りの男たちを従え、水を独占・管理することで民衆に対して絶対的な独裁を行っていた。
ウォーボーイズがマックスを連行した理由は、核戦争時の放射能汚染の影響で彼らには輸血が必要となっていたためである。
彼らはイモータン・ジョーを崇拝しており、名誉の死を迎えるため、放射能汚染を免れた人間たちを輸血袋と呼び、彼らの血液を使用して生き延びようとしていたのだ。
大隊長フュリオサ
ジョーはガスタウンで新たな石油と弾薬を手に入れるため、大隊長フュリオサの指揮のもと遠征部隊を派遣する。
盛大に送り出されガスタウンに向かったはずのフュリオサだったが、彼女は自ら運転する巨大トレーラー、ウォー・タンクを予定とは異なる進路へと向かわせようとしていた。
すると、ジョーの息子コーパスが望遠鏡で異変を確認し、すぐにジョーに報告する。
急いで監禁部屋に向かうジョーだったが、そこには閉じ込めていたはずの妻5人の姿が消えていた。
ジョーは優秀な後継者を得るために美女を拉致して監禁し、強制的に妊娠させて自身の子を産ませていたのだ。
フュリオサもかつては性奴隷として扱われていたが、何度も逃亡と失敗を繰り返しながら大隊長にまで昇進し、信頼を得ていた。
今回の遠征を利用して、フュリオサは自身の故郷、緑の地への逃亡を再び計画し、妻という名目で性奴隷として監禁されている女性たちを密かにウォー・タンクに乗せて共に逃亡を図ったのだ。
砂嵐のデス・ロードに突入するフュリオサ
ジョーは大部隊を率いてウォー・タンクを追跡する。
その部隊の中には、今回の追跡で救世主ジョーに名誉ある死を捧げたいと願うウォーボーイズの一員ニュークスがいた。
ニュークスは、放射能汚染による体調不良を抱えており、輸血が不可欠な状態だった。
そのため、彼の車には輸血袋として縛り付けられたマックスの姿があった。
ニュークスは、自分の命をかけてジョーに尽くすことで、自身の栄光を手に入れようとしていた。
フュリオサと彼女と共に逃げてきたジョーの妻たちは、シタデルの大部隊に追いつかれそうになる。
圧倒的な数の敵を前に、フュリオサは思い切った決断を下す。
彼女は、自然の猛威を利用することを考え、激しい砂嵐が渦巻くデス・ロードへと突進することを決意したのだ。
この砂嵐は視界を奪い、風と砂の壁が激しく吹き荒れるため、追跡者たちの進行を大きく妨げる可能性があった。
デス・ロードへ突入することで、フュリオサたちは追手を撒くことを目指すが、その道は非常に危険で、砂嵐に飲み込まれる危険も伴う。
だが、フュリオサはこの危険を冒してでも、自由への道を切り開く覚悟を持っていた。
彼女の背後では、ジョーと彼の大部隊が嵐の中で姿を消していくウォー・タンクを必死に追いかけていた。
名誉の死を手に入れるため特攻しようとするニュークス
追手の車両が次々と砂嵐に飲み込まれる中、名誉ある死を求めるニュークスは、車内にガソリンを撒き、発煙筒で火をつけてウォー・タンクに突撃しようとする。
しかし、あと一歩のところでマックスがその自殺行為を阻止するが、彼らの車は砂嵐によって大破してしまった。
何とかデス・ロードを生き延びたマックスは、気絶しているニュークスと自分を繋ぐ鎖を外そうとするが、散弾銃が砂詰まりで使えなかった。
行き詰まったマックスは、仕方なくニュークスを担ぎ上げて、無事にデス・ロードを抜けたウォー・タンクへと向かう。
デス・ロードを生き延びたマックス
タンク内で砂を洗い流していたフュリオサと5人の女たちに不意をついて銃を向けるマックスは彼女たちを脅して水を手に入れ、渇きを癒すために水を大量に飲んだ。
水分をとったマックスは次に鎖を切るためのボルトカッターを要求する。
しかし、いよいよ鎖を切ろうとする瞬間、フュリオサがマックスに襲いかかり、激しい格闘が始まってしまう。
フュリオサを助けるためにジョーの妻たちも加勢して乱闘が始まると、意識を取り戻したニュークスまでもがフュリオサを捕らえようとする。
乱闘の末、マックスはなんとかフュリオサを捕縛することに成功する。
マックスはニュークスに鎖を切らせ、ウォー・タンクを手に入れると、その場を一人で去ろうとするが、フュリオサが仕掛けていたキルスイッチのせいでウォー・タンクは立ち往生してしまう。
逃亡を続けるために、仕方なくマックスはフュリオサと妻たちを乗せ、再び出発することになる。
勢力を増やすジョーの追手たち
ジョーと協力関係にあるガスタウンの領主、人食い男爵が率いるガスタウンボーイズをはじめ、ジョー陣営の追手は次々と増えていく。
ウォー・タンクに密かに乗り込んでいたニュークスは、運転席にまで迫りフュリオサに襲いかかろうとするが、逆に返り討ちに遭う。
ニュークスは殺されそうになるが、寿命の短いウォー・ボーイズを殺すのは良くないという妻たちの温情により外に放り出されるだけで済む。
ウォー・タンクはやがて、モトクロスバイクに乗るイワオニ族の領域である谷に差し掛かる。
フュリオサは、通過後に道を封鎖してもらうため、事前にイワオニ族と石油を積んだ荷物で取引をしていた。
しかし、追手の数が予想以上であり、さらにマックスたちの存在が露見したことで、交渉は決裂してしまう。
スプレンディドを失う妻たち
イワオニ族はウォー・タンクを追おうとし、彼らを追跡しているウォー・ボーイズを阻むために爆破によって道を封鎖する。
しかし、四輪駆動のモンスタートラック、ギガホースに乗るジョーは瓦礫を蹴散らし、ニュークスとともに追跡を続ける。
マックスとフュリオサたちはイワオニ族を振り切ったものの、彼らの背後にはギガホースが迫る。
ニュークスはフュリオサを排除するため、ジョーから託された銃を手にウォー・タンクに飛び乗るが、鎖に引っかかり身動きが取れなくなり間抜けな姿をジョーに見られたしまった。
激しいカーチェイスの中、ジョーの子を妊娠しているスプレンディドが車から転落してしまう。
するとウォー・タンクの背後に迫っていたギガホースは避けきれず彼女を轢き、横転した。
スプレンディドを失ってしまい悲しみに暮れる一行だったが、ジョーの追手を振り切り、緑の地に向かった。
ウォー・タンクに取り残されたニュークスは、ジョーの期待を裏切ったことに落胆するが、ジョーの妻の一人、ケイパブルに励まされ、ウォー・タンクの一行に協力することを決意した。
フュリオサの故郷
緑の地を目指していると暗く不気味な湿原でウォー・タンクのタイヤがぬかるみに嵌り、動けなくなる。
ジョー部隊が背後に迫る中、ニュークスがワイヤーを木に括りつけてぬかるみから抜けるという案を採用すると無事に脱出することができ、追手を振り切れたのだ。
砂漠を走り続けるウォー・タンクの一行は、鉄塔の上で助けを求める女性を発見する。
近づいていくフュリオサに対して罠だとマックスは忠告するが彼女は大きな声で語りかけた。
鉄馬の女と呼ばれる一族の一員でメリー・ジャバサの娘だと語りかけるとバイクに乗る年老いた女性たちが集まってくる。
彼女らは鉄馬の女と呼ばれる集団であり、フュリオサの故郷である、緑の地の生き残りだったのだ。
幼い頃、母親とともに盗賊に誘拐されたフュリオサとの再会を喜ぶ鉄馬の女たちだったが、フュリオサは緑の地が既に放射能で汚染され荒廃していることを知ると、ショックのあまり泣き叫んだ。
新たな計画
その日の晩、フュリオサは新天地を求めて塩の湖をバイクで渡る計画を話し、その旅についてこないかという誘いをマックスにする。
しかし、彼は一人で行くからついていくことはないと誘いを断った。
翌朝、一人となったマックスは過去の幻影が再び語りかけ、やがてパパ行くわよと少女の声が聞こえた。
マックスはその言葉に導かれるように、すでに出発していたフュリオサたちの後を追い合流したのだ。
合流したマックスは、ある提案をした。
それはウォー・タンクでこれまで進んできた道を戻り、ジョーたちの追手を振り切った上で、警備が手薄となったシタデルを乗っ取るという無謀な計画だった。
しかし、あるかわからない緑の地を探すよりも現実的な案にフュリオサも腹を決めたのだった。
マックスの逆襲
ウォー・タンクがこれまでの道を引き返すと、ジョーたちはその動きを感じ取った。
彼はすぐにその意図を察し、怪力の息子リクタスや人食い男爵率いるガスタウンボーイズを総動員して襲撃する。
マックス、フュリオサ、鉄馬の女たちは応戦するが、戦力差で劣勢に立たされていた。
ウォー・タンクのエンジンが停止するもニュークスのおかげで再始動するが、戦況は全く変わらない。
激しい戦闘の末、フュリオサは脇腹を刺されながらもニュークスに運転を任せ、ギガホースに飛び乗り、ジョーと対決する。
銛に繋がった鎖がギガホースのタイヤに巻き込まれ、呼吸器が引き剥がされてジョーは絶命する。
マックスはリクタスを打ち倒し、ギガホースに乗り移った。
一方、ウォー・タンクを運転していたニュークスは、リクタスがボンネットに乗ったまま走り続ける。
その隙に、ニュークス以外の全員がギガホースに乗り移ることに成功していた。
ニュークスは仲間たちがギガホースに移り終え、イワオニ族の領域である谷に差し掛かると、「俺を見てろ」とケイパブルたちに別れの言葉を告げ、ウォー・タンクを横転させたのだ。
ジョーを失った追跡部隊は、道を塞ぐ横転したウォー・タンクに衝突し、壊滅する。
救世主フュリオサ
追手を完全に振り切りシタデルへ向かう途中、フュリオサは大量出血で生死の境を彷徨っていた。
マックスは自身の血を輸血しながら、今まで決して明かしてこなかったマックスという名前を彼女に告げたのだ。
ついにシタデル砦に到着したマックスとフュリオサたち。
ジョーの死体を見た民衆は歓喜の声を上げ、無事に意識を取り戻したフュリオサを救世主として称えたのだ。
フュリオサは救世主として民衆に祭り上げられ、ジョーが支配していた高台に登っていく。
ジョーが独占していた水が民衆に解放される中、マックスは別れの言葉もなく、人ごみの中へ一人で消えていったのだった。
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の感想
過去の3作品とは比べ物にならないくらい面白かったというのがこの映画を見て最初に思った感想だ。
三部作で完結していたマッドマックスを新たに撮りたいというだけあって内容も映像もどちらも過去作品を上回るクオリティだった。
世界観もさらに洗練されており、マッドマックス2以降の世界観が引き継がれていた。
そこから二段階くらいパワーアップしている感覚だった。
怒りのデスロードを見る為に、過去作品を全て見返した人も多いと思うが正直にいって過去作を見ておく必要は全くない。
世界観は踏襲されているがストーリー自体に繋がりがある訳ではないので時間がない人はわざわざ過去作品を振り返る必要は無いかなと感じた。
ただ、1から順番に見ていると徐々にスケールが大きくなっていること時代の変化と共に映像のクオリティが格段に上がっていることを感じられるので逆にアリかもしれない。
ただ、少しでも過去作を見たいと思っているのであれば、怒りのデスロードから見るのはおすすめしない。
なぜなら、怒りのデスロードが衝撃的に面白すぎて過去作品を振り返るとかなり物足りなさを感じてしまうからだ。
ストーリー、迫力、世界観全てが満足いく作品で映画を見終わった時に遊園地のアトラクションを終えたくらいの高揚感と満足感を感じることができた。
カーアクション好きな男性にはもちろんのこと、メインキャラクターに女性が多く屈強な男性に立ち向かっていく姿が描かれているので女性にもオススメしたい。
まとめ
今回は大ヒット映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をご紹介してきました!
大迫力のカーアクションと作り込まれた世界観、ストーリーが伝説級です。
アトラクションを体感したような高揚感と興奮が止まりませんでした!
一度鑑賞すれば、マッドマックスシリーズ史上最高傑作と言われる所以が分かるのでまだ観ていない人は今すぐこのページを閉じて映画を見てほしい。
過去シリーズを振り返りたい方はこちらから↓
最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の記事でお会いしましょう!
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