今回ご紹介するのは映画『セブンティーン・アゲイン』です。
37歳の結婚生活が破綻している中年親父が突然高校時代の姿に戻り自分の人生を取り戻しにいく物語をご紹介します!
映画『セブンティーン・アゲイン』の作品情報
作品情報
作品名 | セブンティーン・アゲイン |
原題 | 17 Again |
監督 | バー・スティアーズ |
脚本 | ジェイソン・フィラルディ |
出演 | ザック・エフロン マシュー・ペリー レスリー・マン トーマス・レノン ミシェル・トラクテンバーグ スターリング・ナイト |
製作国 | アメリカ |
公開日時 | 2009年5月16日 |
上映時間 | 102分 |
映画『セブンティーン・アゲイン』の登場人物とキャスト
写真 | 役名・キャスト・概要 |
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マイク・オドネル(17歳) (ザック・エフロン) ひょんなことから17歳の姿になる。 | |
マイク・オドネル(37歳) (マシュー・ペリー) かつては高校バスケのスター選手だったが現在は仕事でも昇進できず妻スカーレットからは離婚を切り出されている。 | |
スカーレット・オドネル (レスリー・マン) マイクの妻。現在離婚協議中である。 | |
ネッド・ゴールド (トーマス・レノン) マイクの親友。17歳になったマイクの正体を知る唯一の人物。 | |
マギー・オドネル (ミシェル・トラクテンバーグ) マイクの娘。17歳の姿になったマイクに恋心を抱く。 | |
アレックス・オドネル (スターリング・ナイト) マイクの息子。17歳の姿になったマイクと仲良くなる。 |
映画『セブンティーン・アゲイン』のあらすじ
37歳のマイク・オドネル突然17歳の姿に
バスケに打ち込んでいた学生時代、高校のスター選手として華々しいキャリアを歩んでいたマイクだったが彼女スカーレットの妊娠が判明し大学に進学してバスケをすることを諦め結婚していた。
それから20年が経ち、37歳になったマイクは妻スカーレットから離婚を告げられていた。
マイクは家庭を顧みず無関心だった為、娘のマギーと息子アレックスからも軽蔑される生活を送っていたのだ。
そんなある時、母校に顔を出すとかつての賞状やトロフィーなどが飾ってあるブースで用務員のおじさんと会う。
用務員のおじさんに「やり直したいか?」と聞かれたマイクは「できることなら」と答えるが彼は消えてしまっていた。
帰り道歩いていたマイクは橋の下に立つ用務員のおじさんを目撃する。
すると突然彼は川に飛び込んでしまった。
マイクは用務員を助けようと川に飛び込むと突然川の水が渦巻きその中に吸い込まれてしまった。
親友ネッドの家に戻り川の泥を落としていると鏡に映った自分の姿が17歳の姿になっていることに驚く。
急いで親友ネッドに相談するも信じてもらえない。
マイクが過去の思い出を語ると、ネッドは目の前の17歳の青年がマイクだと信じた。
マイクは17歳に戻ったなら人生をやり直そうと決意し、高校に再び入学しようとする。
高校に編入する為にネッドに父親代わりになってもらうことに。
息子アレックス、娘マギーと同じ高校に通うことにするマイク
高校時代にマイクが通っていた学校には現在、アレックスとマギーが通っていた。
子供達と同じ高校に通うことになったマイクは普段、家族のことを気にしていなかったことから子供達の事情を初めて知ることとなる。
マイクが食堂でランチをしようとした時、息子アレックスがイジメにあっているところを見つける。
アレックスをいじめていた相手はスタンという男で体格がよく、マギーの彼氏でもあった。
アレックスに同級生のふりをして事情を聞いたマイクはスタンに対して腹が経ち得意のバスケでスタンに皮肉をこめた分析をして忠告をした。
的を得た内容だった為、周りも納得しスタンは言葉を返すことができなかった。
これをきっかけにマイクはアレックスと仲良くなったのだった。
マイクは高校生に戻ったことで子供たちのために尽くすことの重要性に気づく。
高校で子供たちをサポートする為に動くアレックス
アレックスの自宅に遊びに行ったマイクはアレックスのバスケの才能を見出して練習を手伝い、バスケ部への入部を勧めた。
すると妻のスカーレットが帰宅し、マイクが彼女の若かりし頃の夫にそっくりだと驚く。
マイクは咄嗟に自分がネッドの息子のマークであると名乗った。
保健の授業に出たマイク、教室に入るとマギーとスタンがキスをしていた。
さらにその日の授業の内容は性行為についてでコンドームの付け方の練習だった。
マイクは皆に子供を授かることの素晴らしさを伝え、性行為はまだ早いと力説すると配られたコンドームを返す生徒もいた。
するとスタンはコンドームを手に「これでヤリまくろう」とマギーにキスをする。
それを見たマイクはスタンを殴り飛ばし、取っ組み合いになってしまう。
そのケンカのせいで校長室に呼び出されたマイクとネッド、派手な衣装を着たネッドは大喜びで飛んでいきマスターソン校長にアピールするが全く相手にされなかった。
マイクはアレックスの家を訪れ、家族との時間を楽しみながら庭作りやバスケの練習を手伝った。
アレックスとともにバスケ部の入部テストを受け、合格してバスケ部に入部することとなる。
スカーレットも2人の合格を喜んだ。
さらにスカーレットは庭の完成したと2人を庭に連れて行く。美しい庭を見て驚く2人は、庭を褒め最後には庭でダンスを楽しんだ。
するとスカーレットのデート相手が迎えに来て為、マイクは彼女が出かけるのを見送り、離婚届を受け取り27日の離婚審議に出席するように伝えてほしいと頼まれる。
その後、マギーがパーティーに出かけたので、マイクもアレックスを連れパーティーに向かった。
パーティーで、マイクはアレックスが気になる女の子と話すように勧めた。
マイクはマギーを見つけると話しかけ、マギーはスタンとの関係を話した。
高校を卒業したら一緒にクラスつもりだと話すマギーに対してそんなことは許さないとマイクが怒るとマギーはそんなことを言われる筋合いは無いと怒ってマイクの元から去った。
マイクに恋心を抱くマギー
バスケの試合でマイクとアレックスが活躍し、チームを勝利に導く一方、ネッドは校長とのデートに誘うことに成功し、今夜デートに行くことになった。
マイクは生徒たちに、自分の家でバスケの祝賀パーティーを開くことを告げる。その後、泣いているマギーを目撃する。
マイクはマギーに訳を聞くとスタンにバスケの試合の後、誘われたけど性行為を断ったらフラれたという理由だった。
マイクはマギーを慰め、「将来必ず君を愛する人と出会えるよ」と伝え、祝賀パーティーに招待する。
するとマギーは喜び、マイクに好意を抱いてしまう。
パーティーでは予想以上の人が集まった。アレックスはニコールと楽しそうに話している一方、マギーは元カレのスタンに迫られていた。
マイクはスタンを追い出そうとするが、殴られて気絶してしまう。
目を覚ますとマギーがそばにおり、彼女はマイクが自分に気があると勘違いして誘ってくるが、別の人を好きだと告げてなだめた。
スカーレットに真実を伝えるマイク
子供たちが門限を過ぎても帰らないことに心配したスカーレットが訪ねてくるがアレックスは好きな子と楽しく話しているとマイクが伝えると、スカーレットはマイクに感謝する。
マイクはスカーレットにキスをしてしまうが、スカーレットは驚き帰ろうとする。マイクは自分がスカーレットの夫であることを告げるが、信じてもらえず、スカーレットは帰ってしまう。
その頃、マスターソン校長とデート中のネッドは自分たちは同じファンタジーオタクだと分かり、意気投合しロードオブザリングの話で盛り上がっていた。
意気投合した2人はネッドの自宅に行く事になるが家に帰ると生徒たちで家がめちゃくちゃになっており、マスターソン校長が生徒たちを帰らせる。
この出来事でやっぱり生徒との親との交際は無理だとネッドは振られてしまった。
離婚審議に向かうマイク
マイクは家族を失ったと落ち込む中、離婚審議の日にネッドと共に裁判所へ急行した。
審議中に乱入し、夫マイクから預かった手紙があると言い、手紙を読み上げる。
手紙にはスカーレットとの出会いや思い出、自己の失敗を認め、離婚を望まないが束縛はしないと述べ、その後裁判所を去る。
スカーレットが置いてある手紙を見るとその手紙は白紙だった。スカーレットはマイクが二人の過去を知っていることに疑問を抱き、高校時代のアルバムを見返す。
家族を失ったと感じたマイクは再び高校生時代の夢であるバスケの道を選ぶことを決意したのだ。
バスケの試合に挑むマイク
バスケの試合の夜、マイクとアレックスが出場するため、スカーレットとマギーは学校へ応援に向かう。
試合開始時、マイクがスカーレットに秘密の合図を送る。この合図でスカーレットは夫のマイクだと確信し、動揺して体育館を去った。
それを見たマイクはベンチのアレックスにボールを託し、スカーレットの後を追いかける。
彼がスカーレットの名前を呼ぶと、37歳のマイクに戻り、彼女に愛を告げた。
スカーレットも寂しかったと述べ、二人はキスをする。
スカーレットはマイクに飛びつくがマイクは高校生の軽快な動きが今はできないことを気にし、スカーレットを下ろす。
彼らは笑い合いながら、過去の若さを回想した。
高校のバスケットボールのコーチになったマイク
マイクは自宅に戻る途中、ネッドに鍵を返すために寝室に行くと、ネッドと校長がベッドにいるのを目撃する。
2人は上手く行った様子で、ネッドはマイクに転職祝いとしてホイッスルを贈った。
それは、マイクが前コーチを引き継ぎ高校のバスケ部の新しいコーチになったことを示していたのだ。
映画『セブンティーン・アゲイン』の感想
簡単に内容をまとめると37歳の主人公がいきなり17歳の姿になるという話である。
しかもよくあるタイムスリップ系とはまた違い、同じ時間軸で姿だけが17歳に戻るという設定だ。
その為、友人とは年齢が親子くらいになり、息子、娘と同じくらいの年齢になり同じ高校に通うことになるのだ。
主人公のマイク・オドネルは高校のバスケットボール選手として活躍しており将来を期待されていたが恋人、スカーレットの妊娠を知り夢を諦め、結婚し彼女と子供との人生を選ぶことになる。
しかし結婚から20年経った現在は結婚生活も破綻しており離婚協議中、子供にも相手にされず、会社でも昇進できないという散々な日々が続いていた。
そうなったのは妻であるスカーレットと人生を共にすると決めたことが原因だと妻のことを責めたことからこういった状況になり17歳に戻るきっかけになっている。
シンプルに内容が面白くて最後まで飽きずに見れる作品だった。
息子、娘と同じ高校に通うことになるのだが娘の彼氏に対してキレたり、息子をいじめから守ったりとそれまで大人の姿の時には気づかなかったことに気付いたり父親として失格だったということにだんだんと気づきそれでも子供思いでいつも気遣っている描写がいくつも出てくるがそこが印象的だった。
そんな中で娘は主人公である高校生の姿をした父親に恋心を抱いたり、当の本人は友達の母という立ち位置の妻にキスをしたりと現代で子供の姿に戻った弊害をモロに受けているところもまた面白さの一つだ。
離婚協定が進んでいくが高校生の姿のまま何とか妻に自分の本当の思いを伝えることができ裁判の判決を延期させることに成功する。
その後、17年前と全く同じと言っていいような試合が行われるがそこでもやはりバスケ選手としての将来ではなく、妻スカーレットの事を選んだことで元の姿に戻り夫婦関係も修復して一件落着といった感じだ。
最後元の姿に戻ってハッピーエンドだったことがやはりよかった。
また、最後のシーンで描写されているのだがマイク・オドネル高校のバスケコーチに転職しているのが個人的に嬉しい終わり方だったと感じた。
まとめ
今回はセブンティーン・アゲインをご紹介しました!
17歳の姿になってやっと子供達や妻スカーレットと向き合えるようになったマイクの姿が印象的な作品でした。
タイムスリップものとは一味違う面白さがあり、気負わず見られる作品なのでおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の記事でお会いしましょう!
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