今回ご紹介するのは映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』です。
ファンタビシリーズ第2弾をご紹介していきます!
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の作品情報
作品情報
作品名 | ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 |
原題 | Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald |
監督 | デビッド・イェーツ |
脚本 | J・K・ローリング |
出演 | エディ・レッドメイン キャサリン・ウォーターストン ダン・フォグラー アリソン・スドル エズラ・ミラー ゾーイ・クラビッツ ジュード・ロウ カラム・ターナー ジョニー・デップ |
製作国 | アメリカ |
公開日時 | 2018年11月23日 |
上映時間 | 134分 |
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の登場人物とキャスト
写真 | 役名・キャスト・概要 |
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ニュート・スキャマンダー (エディ・レッドメイン) 魔法動物を愛し、研究する為に世界中を旅する魔法動物学者。 | |
ティナ・ゴールドスタイン (キャサリン・ウォーターストン) クイニーの姉で魔法省に務める。フランスに訪れた際にニュート再会する。 | |
ジェイコブ・コワルスキー (ダン・フォグラー) ノーマジ(マグル)の男性。クイニーを愛しているがすれ違いが生まれる。前作で記憶が消えたはずが… | |
クイニー・ゴールドスタイン (アリソン・スドル) ティナの妹で人の心を読むことができる魔法使い。マグルのジェイコブを愛するあまり良からぬ方向へ進む。 | |
クリーデンス・ベアボーン (エズラ・ミラー) オブスキュラスを生む青年。自分の出自を追い求めている。 | |
リタ・レストレンジ (ゾーイ・クラビッツ) テセウスと共に魔法省に務める。ホグワーツ魔法魔術学校時代ははぐれもの同士でニュートと仲が良かった。 | |
アルバス・ダンブルドア (ジュード・ロウ) ホグワーツ魔法魔術学校の教師で史上最も偉大な魔法使い。グリンデルバルドとの間にはある秘密が… | |
テセウス・スキャマンダー (カラム・ターナー) ニュートの兄。魔法省に務める魔法界のエリート。リタの婚約者。 | |
ゲラート・グリンデルバルド (ジョニー・デップ) 史上最悪と言われる闇の魔法使い。集会を開き信奉者を集める。 |
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のあらすじ
グリンデルバルドの脱獄
アメリカ魔法省で投獄されているグリンデルバルドをヨーロッパに移送させることになった。
牢獄では何人もの見張りがおり、口の上手いグリンデルバルドに言いくるめられないように数日おきに見張りも交代させているほどの厳重な警備を行っていた。
ついに、グリンデルバルド移送の当日が訪れる。
厳重にロックされた馬車に乗り、警備員の魔法使いも複数人乗車した。
雷雨の中をセストラルに引かれた馬車が移送を行なっていると魔法省の内部にいたグリンデルバルドの信奉者の1人がグリンデルバルドの脱獄を手助けし、グリンデルバルドは警備員を全員殺して脱獄した。
グリンデルバルドは拠点をパリにおき、信奉者を集め始め他のだった。
海外渡航が禁止されているニュート
その頃、ニュートは自らが執筆した本がベストセラーとなりティナに渡すという約束を果たす為、ニューヨークに渡りたいと考えていたが、イギリス魔法省はそれを許してくれなかった。
そんな時、ニュートの兄、テセウスの所属する魔法省の闇祓い局に協力してクリーデンスの身柄確保を条件に旅行禁止令を解くという取引が持ちかけられる。
クリーデンスの生存に驚くも自分は闇祓いではないと言い取引を断った。
その為、魔法省のテセウスと彼の婚約者でニュートとホグワーツ時代の同級生であるリタ・レストレンジが任務を遂行することになった。
クリーデンス捜索に協力するニュート
それ以降、魔法省から監視を受けていたニュートは尾行してきた魔法省の監視をかわして路地に入ると黒い手袋の手招きに従い、ロンドンの大聖堂の屋上で恩師のアルバス・ダンブルドアに会う。
ダンブルドアはグリンデルバルドの計画を阻止するため、かつての教え子であるニュートに協力を求め、パリへ向かうよう頼む。
ダンブルドアは彼を倒せるのはニュートしかいないと伝えるとニュートはためらいつつも、恩師の頼みを受け入れる。
ダンブルドアは帰り際に、パリで困ったことがあればここに行くようにと旧友の住所が書かれたカードをニュートに渡した。
クイニーとジェイコブの来訪
家に戻ったニュートは魔法動物の世話を始めるが、突然クイニーとジェイコブが訪ねてきた。
クイニーはジェイコブとの婚約を宣言した。
不審に思ったニュートは心配して魔法を解く。
クイニーはジェイコブに惚れさせる魔法をかけていたのだ。
それが原因でクイニーとジェイコブは口論になり、クイニーはパリへ去っていった。
サーカスで暴動を起こすナギニとクリーデンス
雑誌の記事でニュートとリタの婚約を知ったティナは気持ちを切り替え魔法省の闇祓いとして復職し、パリに向かっていた。
ティナを追ったクイニーやグリンデンバルドとがパリにいることから、ニュートとジェイコブは密航してパリに向かうことになる。
ティナはパリ市内の魔法サーカスの小屋でクリーデンスと遭遇する。そこでクリーデンスは呪いによって蛇の姿に変身するマレディクタスの女性ナギニと共に行動をしていた。
そのナギニがサーカスで暴動を起こしたことで会場は大混乱となり、ナギニとクリーデンスは共に逃亡し、クリーデンスの産みの親を探すことになる。
ティナが撤収するサーカス団を見ているとそこには1人の男性が立っていた。
彼の名はユスフ・カーマといい、クリーデンスを探していたのだ。
ティナは彼についていくことになる。
ニュートとジェイコブはポートキーでパリに到着し痕跡から魔法サーカスの跡地に到着するが、すでに解散していた。
クリーデンスとナギニがクリーデンスの母親らしき人のいる家に向かう。
しかしその女性は母親ではなく使用人の女性だった。彼女はクリーデンスの過去を話し始めると突然、グリンデルバルドの仲間によって女性が殺されてしまう。
ニュートとティナの再会
ニュートとジェイコブは現場で黒い羽を見つけそれを基にティナと会っていた男性を探す。
ユスフを街中で見つけティナについて質問をするとユスフは見かけたかも知れないと言い、ある場所まで案内してくれる。
ティナを救出しにきたつもりがユスフによって3人は牢屋に閉じ込められてしまう。
ユスフはクリーデンスを殺そうとしていたのだ。
しかし、突然ユスフが意識を失い倒れたことでボウトラックルのピケットが牢屋の鍵を開け逃げ出すことに成功する。
その頃、地上ではズーウーという巨大な魔法生物が暴れていた。
ニュートは小さなオモチャを使いズーウーをトランクの中にしまい込んだ。
騒ぎになり人が集まってきたのでニュートはダンブルドアからもらったカードを使い姿をくらました。
ダンブルドアとグリンデルバルド
ダンブルドアのいるホグワーツを訪れた魔法省の一行はダンブルドアに会いに行った。
ダンブルドアに対して魔法省はニュートがパリにおり、それをダンブルドアが指示しているのではないかと疑う。
そして、グリンデルバルと戦うように持ちかける。しかし、ダンブルドアとグリンデルバルドは昔、兄弟以上の関係であったことから戦えないと断った。
すると魔法省はダンブルドアに対して魔法を使用したらわかるようにと腕にブレスレットをはめた。
ダンブルドアはテセウスに対してグリンデルバルドの集会には近づかないようにと忠告した。
ホグワーツを訪れていたリタは過去の記憶を回想していた。
学生時代、リタは周りと上手く馴染めず問題児として生徒から煙たがられていたのだ。ニュートも人と関わることが苦手で魔法動物とばかり過ごしていたことからハグれもの同士2人は仲を深めていたのだった。
グリンデルバルドに勧誘されるクイニー
一方、路頭に迷い土砂降りの中、泣いていたクイニーは見知らぬ女性に励まされその女性の家に訪れる。
するとその家にはグリンデルバルドが待ち受けていたのだ。
グリンデルバルドのノーマジと結婚できる世界を作ろうという説得によりクイニーは心を揺さぶられる。
フランス魔法省に訪れるニュートとティナ
ニュートとジェイコブとティナはダンブルドアからもらっていたカードを頼りに彼の旧友の家についた。
その家の住人はニコラス・フラメルでニュートの到着を待っていたのだ。
意識を失ったユスフの目の中から寄生虫を取り出したニュートは家から出て行ってしまったティナを追いかけると街の中はグリンデルバルドは信奉者を招集していた。
ニュートはフランス魔法省にクリーデンスの出生の秘密が入った箱を探す為、兄のテセウスに変装してティナと共に魔法省に潜入する。
テセウスに遭遇するもなんとか逃げ切ることができた2人は魔法省内の書棚の中からクリーデンスに関する書類が入った箱を探す。
そこでティナはニュートに婚約を祝うが、ニュートはティナに婚約はしておらず雑誌の誤報だったと伝える。
すると書類を探しにリタも書棚のある部屋に訪れる。ニュートとティナは棚の後ろに隠れるがボウトラックルのピケットがいることをリタが見つけ2人の存在がバレてしまう。
そこに、警備の女とマタゴと呼ばれる猫にに似た魔法動物が現れるがニュートがズーウーを使ってなんとかその場から逃げることに成功した。
リタとユスフの過去
ペール・ラシェーズ墓地に到着するとそこにはすでにユスフとクリーデンス、ナギニがいた。
ユスフはクリーデンスを殺害しようとしていた為、リタがやめるように言うとユスフはリタとクリーデンスの過去を話し始めた。
彼によると彼の父からレストレンジ家は母を奪い娘をつくった、それがリタだと言う。
ユスフは死に際に父が復讐をするようにと言ったことから当初リタを殺害しようと考えていたがリタがレストレンジから愛されていなかったことを知り辞めていた。
すると、レストレンジ家には新しい妻ができ、新たにコーヴァスという男の子が生まれた。レストレンジはコーヴァスのことを深く愛していた頃からユスフは彼の殺害を心に誓う。
それを恐れたレストレンジ家はフランスからアメリカに子供を隠したのだ、それがクリーデンスであると話したのだ。
そしてクリーデンスをユスフが殺害しようとするとリタがそれを制し、コーヴァスを殺したのは私だと打ち明ける。
リタは移送される船の中でコーヴァスを別の赤ん坊と交換していたのだ。
そして、運悪く水難事故が発生し、その赤ん坊は助かりコーヴァスは海の中へと沈んで行ってしまった。
その生き残った赤ん坊がクリーデンスであり、どこの子供かは不明だったのだ。
グリンデルバルドの集会
墓地の奥の集会場でグリンデルバルドの集会が始まった。
集会にニュートとティナ、リタも紛れ込んでいた。
すると支持者の中には笑顔のクイニーの姿があった。
グリンデルバルドは支持者たちに演説を行い、魔法使いたちが人間から隠れる必要性を撤廃し、自由を求める道を提唱していた。
このままでは戦争が起きると予言するグリンデルバルドの言葉を聞いたジェイコブは戦争は嫌だとつぶやいた。
そこに魔法省が到着し信奉者を囲んだ。テセウスが手を出さないように警告するが、魔法省に近づいてきた信奉者の一人を攻撃してしまい殺害してしまった。
グリンデルバルドはそれを見て信奉者たちにこの行為を世界に知らせるよう叫んだ。
信奉者たちは飛び立っていき、グリンデルバルドは自ら周りに青い炎を放ち、賛同する者はその炎を超えるように伝える。
その炎は心の中を見透かし、偽りの心でグリンデルバルドに近づこうとするとその者の体は炎に焼かれてしまうのだった。
それを見たジェイコブはクイニーに行かないように説得するが彼女はジェイコブの声を無視し、グリンデルバルドの元へ進んで行った。
その後、クリーデンスもその炎を超えていき、グリンデルバルド陣営に仲間入りしたのだった。
グリンデルバルド側につかない者たちを炎が襲ってくるとリタがグリンデルバルドに対抗して殺されてしまう。
窮地に陥ったニュート達の元にフラメルが現れ協力して魔法を結集して対抗するがグリンデルバルドは炎と共に飛び立って行ってしまった。
アウレリウス・ダンブルドア
グリンデルバルドはヌルメンガード城で、クリーデンスに彼の本当の名前を明かした。
彼はダンブルドアの弟のアウレリウス・ダンブルドアだと伝えるとダンブルドア一族の象徴である不死鳥が現れた。
グリンデルバルドは彼を倒せるのは君しかいないと告げると杖を渡した。
クリーデンスは杖を振ると一発で崖が崩れ落ちるほどのパワーを持っていた。
ホグワーツを訪れダンブルドアに会うニュート
ニュートはホグワーツを訪れあるペンダントをダンブルドアに見せる。
それは絶対に戦わないという血の誓いであった。
どうやって奪ったのかと聞くダンブルドアに魔法動物のニフラーが取ってきたとニュートは伝えたのだった。
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の感想
ファンタスティック・ビーストシリーズの2作目である今作は、前作のラストで正体が明らかになったグリンデルバルドが移送中に脱獄するシーンから始まる。
グリンデルバルドの最悪の魔法使いたる所以が見えたシーンだった。
警備が若干薄いのでは?と感じる部分だったが魔法使いとしての力が強いが故に簡単に脱獄できてしまうと思えば納得もできる。
今作はハリーポッターシリーズを見てきた人からすると嬉しい演出が多かったように感じる。
シリーズを通して世界観が統一されていることでファンを増やして逃さないのが魔法ワールドの魅力でもある。
賢者の石のニコラス・フラメルが出てきたり、お馴染みのBGMとホグワーツが出てきたりとそれだけでもワクワクできた。
ヴォルデモートの蛇でお馴染みのナギニがでてきたが、蛇の姿ではなく若い女性の姿で驚いた。
マレディクタスという血の呪いによって動物の姿に変わってしまうという設定だったことが明かされかなり驚きだった。
ニュートとティナの勘違いによる気持ちのすれ違いだったり、クイニーの闇堕ちだったりと今回は少し鬱な展開が多めだった。
次回作に繋がるラストシーンはグリンデルバルドとダンブルドアが親友以上の関係だということや血の誓いがあり戦えないことなど真実が多かった。
中でも最も驚きだったのはクリーデンスがダンブルドア一族であるということ。
詳しくは明かされていないものの不死鳥が現れたり杖を手にして驚くほどの魔力がある事からブラフではない事がわかる。
3作目では今回明かされなかった部分がさらに描かれるので合わせて鑑賞することをおすすめする。
まとめ
今回は映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』をご紹介してきました。
シリーズ2作目ということでそれほど大きな展開は無いものの、明かされる真実やファンを楽しませる演出が多かった印象です。
シリーズ3作目も解説していますのでこちらからご覧ください↓
シリーズ1作目を振り返りたい方はこちらから↓
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