今回ご紹介するのは2023年10月27日に公開された映画『ドミノ』です。
想像の2つ、3つ先をいく展開に緊張感の走る映画でした。
映画『ドミノ』の作品情報
作品情報
作品名 | ドミノ |
原題 | Hypnotic |
監督 | ロバート・ロドリゲス |
脚本 |
ロバート・ロドリゲス マックス・ボレンスタイン |
出演 | ベン・アフレック アリシー・ブラガ J・D・パルド ハラ・フィンリー ウィリアム・フィクトナー ダイオ・オケニイ ジャッキー・アール・ヘイリー |
製作国 | アメリカ |
公開日時 | 2023年10月27日 |
上映時間 | 94分 |
映画『ドミノ』の登場人物とキャスト
写真 | 役名・キャスト・概要 |
---|---|
ダニー・ローク (ベン・アフレック) 行方不明になった娘を探す刑事。 | |
ダイアナ・クルーズ (アリシー・ブラガ) 占いや催眠術に詳しい占い師。人を操る特別な能力を持つ。 | |
ニックス (J・D・パルド) ダニー・ロークの相棒刑事。 | |
デルレーン (ウィリアム・フィクナー) 事件に関与しており捜査するも絶対に捕まらない男。人を操る特別な力を持つ。 | |
ミニー (ハラ・フィンリー) ダニー・ロークの娘。4年前に行方不明になっている。 |
映画『ドミノ』のあらすじ
娘が誘拐され疲弊するダニー・ローク
刑事のダニー・ロークが目を覚ますとカウンセラーの女性の前に座っていた。
考え事ばかりして上の空だったロークは娘のミニーが誘拐された事件を気に病んでいたのだ。
その場にいたのに目を離した隙に娘が誘拐された事に責任と怒りを感じていた。
娘が戻ってくることはなく、それ以来、夫婦生活も破綻していたのだ。
心身のバランスが崩れながらもカンウンセラーに相談をしながら現場に復帰していたロークの元に一本の仕事の電話が入る。
施設から出ると相棒の刑事ニックスが車で迎えにきてくれていた。
車に乗り込んだロークは銀行の貸金庫の23番が盗まれるというタレコミを受け現場に向かった。
現場に到着すると銀行の前でバンに乗り張り込みをすることに。
付近には武器を装備した部隊も配備し、銀行強盗に対する準備は万端だった。
怪しい男
監視をしているとある男がベンチに座り女性に話しかけた。
それを見たロークは何か異変を感じ銀行へ向かう。
その男が「暑い日だ」語りかけるとその女性は暑い暑いと言いながら服を脱いでいき道路に飛び出していった。
女性が道に飛び出してきたことによりあたりは交通事故が発生する。
ロークは銀行の貸金庫に向かい箱の中身を確認する。
するとそこには娘ミニーの写真が入っており「レヴ・デルレーンを見つけろ」と書かれていた。
混乱をしていたロークだったがそこに貸金庫の箱を取り出しにきた銀行のスタッフの女性が現れる。
ロークは銃を女性に向け止まるように言うが女性はまるで声が聞こえていないかのように動き続けたのだ。
すると武装した男2人が貸金庫に入ってきたことにより箱は盗まれてしまう。
ロークはそのまま追跡をすると女性に話しかけていた謎の男に遭遇し屋上で追い詰める。
捜査官2人とロークの3人で1人の男を追い詰めたのだが、その男が捜査官2人に「犯人は彼では?」と囁くと捜査官2人はロークに銃を向けた。
混乱の中、ロークは写真は何かと男に問い詰めると突然、捜査官2人はお互いを撃ち合い死んでしまう。
その間に謎の男はビルから飛び降り姿を消すのだった。
占い師ダイアナ・クルーズ
ロークは娘の誘拐事件と関連があると考え捜査を進めると匿名で通報をしてきた女性を突き止めた。
それが占い師であるダイアナ・クルーズだった。
銀行強盗があった話をすると彼女はロークに家から出て行くように言う。
すると直前までダイアナの占いを受けていた男性客が突然襲いかかってくる。
その後襲撃に失敗した客は自分の頭を窓ガラスの破片に突き刺し自害したのだった。
ダイアナに警察署で事情聴取をすると、謎の男の名前はレヴ・デルレーンで人の心を操ることができるヒプノティクスという特殊な能力を持つことが判明する。
デルレーンはダイアナと共にデヴィジョンと呼ばれるヒプノティクスを持つ人々が集められた組織に所属していることが明かされた。
ニックスに対してダイアナが能力を使うと彼を意のままに操ることができた。
ロークは自分も操られるのではないかと考えるがダイアナはロークのことは操ることができなかったと告げる。
ニックスが外に出て留置所に戻ると様子が変になっていることにロークとダイアナの2人は気づいた。
ニックスがデルレーンによって操られてしまったのだ。
彼らに襲いかかるニックスにダイアナは発砲し殺害したのだった。
メキシコに渡ったロークとダイアナ
殺人犯となったダイアナとロークはメキシコへと逃亡することになる。
ダイアナとロークはかつてデヴィジョンに所属していたエレミアの元を訪れる。
デルレーンがデヴィジョンの兵器「ドミノ」を探しているとエレミアは話した。
デルレーンは組織から逃走する時、ドミノを奪いそれをどこかに隠したのだと話す。
ドミノが奪い返されることを恐れたデルレーンは自らの記憶を消して、準備しておいたトリガーを使い徐々に記憶を呼び起こしドミノの場所を思い出そうとしていたのだ。
するとそこにすでにデルレーンが先回りしており彼らを追い詰める。
ロークとダイアナを追い込んだデルレーン。もうなす術がない状況に陥ったがロークがそこで才能を開花させ自分にもヒプノティクスの力があることに気が付く。
ヒプノティクスの術中にハマっていたローク
ロークとダイアナはデヴィジョンのハッカーの元を訪れた。
そこでロークはデヴィジョンのデータベースにアクセスした。自分の元妻のヴィヴィアンがデヴィジョンの一員であったことと娘のミニーがドミノであり強力なヒプノティクスを持っていることがわかる。
そしてヴィヴィアンの正体がダイアナであることにも気付いた。
ヒプノティクスの能力で催眠状態に陥っており自分の妻のことを忘れていたのだった。
すると今いる場所がだんだんと変化していき催眠が解けるとこれまで見ていた全ての出来事が催眠による幻影であったことに気が付く。
そしてロークが目にした人々は全てデヴィジョンのメンバーが演じていたものだと明かされた。
ロークはディビジョンが娘を兵器として利用することを恐れ、娘のミニーを隠した後、自らの記憶を消去したのだった。
しかし、ディビジョンはミニーの居場所を突き止めるため、ロークの記憶を取り戻すべく、大がかりな催眠術を使用したのだ。
ついに娘メニーの居場所を特定するローク
レヴ・デルレーンと書かれたミニーの写真から、ダニーはその居場所を思い出した。
ディビジョンの施設を抜け出し、ミニーのもとに向かったダニーが向かった場所は、ディア・ヴァレー・レーンという牧場だった。
「レヴ・デルレーンを探せ」というメッセージの意味は実は、「ディア・ヴァレー・レーンを探せ」であったことが判明する。
ロークは数年ぶりに娘のミニーと彼女を育てた里親と再会した。
ミニーの居場所に気づいたディビジョンもその牧場に到着する。
ミニーはダイアナのヴィヴィアンである記憶をヒプノティクスの力で取り戻した。
ロークとミニーはディビジョンから逃れる際、ヴィヴィアンが手助けをしていたことが判明する。
ミニーはヒプノティクスを使い、ディビジョンのメンバー同士を操り殺し合わせた。
デルレーンもミニーの支配下で自らを銃で撃ち、倒れた。
そして、ローク、ヴィヴィアン、そしてミニーはディビジョンからの脱出に成功しました。
里親の父は片付けをしてから行くといいヘリに乗り込まなかった。
その後、その里親が実はデルレーンがヒプノティクスで変身しており、亡くなったはずのデルレーンは生存していたことが明らかになったのだ。
映画『ドミノ』の感想
とにかく伏線回収系、大どんでん返し系の物語が好きな自分には満足のいく映画だった。
鑑賞者側は最初全く話が読めず、特殊能力を持ち人を操ることができる絶対に捕まらない敵、その敵が使うヒプノティクス、彼らを束ねる組織デヴィジョンなど頭が混乱するような要素が満点だった。
序盤だけでは正直、微妙な作品だったかなと感じていた。実際一緒に映画を鑑賞しに行ったパートナーは見事に序盤で撃沈し眠っていた。
しかし、物語中盤になってようやくこういう事か!と流れを理解することができ、結末を想像するがさらにそこから2個先を行く展開に驚かされた。
予告映像に出てきたシーンを見てインセンプションの雰囲気を感じていたが全く違った。
どこからが現実でどこからが作り物なのか分からなくなる主人公と共に見ているこちら側も何がリアルなのか混乱を味わうことになる。
口で語るより見た方が絶対的に納得がいく作品だと思うし大どんでん返しのある作品が好きな人にはうってつけだ。
設定が少し無理やりすぎるという評価もちらほら見るがこの上映時間でこれだけの驚きと満足感を得られるのはちょうどいいと思う。
ラストの後、エンドロールでの演出は個人的に大好きでその後を想像させる終わり方だったので良かった。
まとめ
今回はベン・アフレック主演、ロバート・ロドリゲス監督の映画『ドミノ』のあらすじ、感想をまとめてきました。
大どんでん返し系の展開が大好きな方には是非おすすめしたい映画です。
また、上映時間が3時間を超える映画が多い中で1時間半で見終わるこの映画はタイムパフォーマンス的にも充分優秀です。
ささっと面白い映画を見たい方にもおすすめしたいです。
個人的にはかなり好きでした。
最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の記事でお会いしましょう!
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