今回ご紹介するのは映画『ザ・ロストシティ』です。
サンドラ・ブロックが主演とプロディーサーを務め、ブラット・ピットやダニエル・ラドクリフなど豪華キャストが出演したアクション・アドベンチャー作品をご紹介します!
映画『ザ・ロストシティ』の作品情報
作品情報
作品名 | ザ・ロストシティ |
原題 | The Lost City |
監督 | アダム・ニー アーロン・ニー |
脚本 | オーレン・ウジエル デイナ・フォックス アダム・ニー アーロン・ニー |
出演 | サンドラ・ブロック チャニング・テイタム ダニエル・ラドクリフ ダバイン・ジョイ・ランドルフ オスカー・ヌニェス パティ・ハリソン ボーウェン・ヤン ブラッド・ピット |
製作国 | アメリカ |
公開日時 | 2022年6月24日 |
上映時間 | 112分 |
映画『ザ・ロストシティ』の登場人物とキャスト
写真 | 役名・キャスト・概要 |
---|---|
ロレッタ・セイジ (サンドラ・ブロック) ベストセラーシリーズを小説家。アドベンチャー・ロマンスを完成させ宣伝ツアーに駆り出される。 | |
アラン (チャニング・テイタム) ロレッタが執筆した小説の主人公ダッシュのカバーモデル。密かにロレッタに好意を寄せる。 | |
アビゲイル・フェアファックス (ダニエル・ラドクリフ) 失われた都市でお宝を探す謎の実業家。炎の王冠を見つけるためにロレッタを誘拐する。 | |
ベス・ハッテン (ダバイン・ジョイ・ランドルフ) ロレッタの広報担当。夫の死後引きこもりがちなロレッタを宣伝ツアーに参加させる。 | |
オスカー (オスカー・ヌニェス) 貨物機のパイロットをする男性。 | |
アリソン (パティ・ハリソン) インターネットに疎いロレッタのSNSマネージャー。 | |
ジャック・トレイナー (ブラッド・ピット) 誘拐されたロレッタを救うために招聘された元ネイビーシールズのナイスガイ。鍛え抜かれた肉体と類稀なる戦闘力を持っている。 |
映画『ザ・ロストシティ』のあらすじ
恋愛小説家ロレッタ
恋愛小説家のロレッタは、パートナーのジョンを亡くして以来、スランプに陥っていた。
彼女の手がける人気シリーズ『The Lost City of D』は、ヒロインのラブモア考古学博士と彼女の恋人ダッシュの恋愛冒険物語。
しかし、夫のジョンを失った喪失感から、ロレッタはこれ以上二人の物語を紡ぐことができなくなっていた。
広報担当のベスは何度も執筆を急かし、ロレッタは苦し紛れにシリーズの最終章を書き上げた。
そして、やっと完成したその原稿と共に、大々的なイベントを開くことになった。
しかし、ロレッタの心の中にはまだ大きな空洞が残っていた。
彼女はジョンへの愛とともに、果たしてこの物語の終わりが本当にふさわしいものなのか、深い葛藤を抱えていた。
カバーモデル・アラン
シリーズの表紙に描かれているダッシュのモデルは、セクシーな風貌で女性ファンに人気のインフルエンサー、アランだった。
だが、ロレッタは彼のことが苦手だった。
イベントでも二人の息は合わず、アランの服を引きちぎるパフォーマンスをしようとしたロレッタだったがアランのカツラが手に引っかかりカツラが落ちて会場は白けてしまう。
アランは自分がただのセクシーな男ではないと証明したいと思っていたが、バックヤードでロレッタと言い合いになり、彼女はイベントの途中にもかかわらず帰ろうとしたのだった。
その時、突然現れた怪しい車にロレッタは誘拐されてしまった。
突然誘拐されてしまうロレッタ
誘拐されたロレッタは、資産家アビゲイルの元に連れてこられた。
アビゲイルが彼女を誘拐した目的はロレッタの小説に出てくる古代の秘宝を見つけ出すためだった。
ロレッタがかつて考古学者として研究していた古代都市が、彼女の小説のモデルだった。
しかし、その都市が実在するかどうかは不明で、そこにあるとされる炎の冠も古代の文献にしか記されていなかった。
だが、資産家のアビゲイルはすでに古代都市の遺跡を発見しており、あとは炎の冠の場所を突き止めるだけだった。
アビゲイルは、古代都市に詳しいロレッタに古代文献の解読を依頼するが、拉致同然に連れて来られたロレッタはそれを断る。
しかしアビゲイルはロレッタを気絶させ、無理矢理に古代都市の遺跡へと連行した。
ロレッタが誘拐される瞬間を目撃したアランは、すぐにベスに報告し、警察にも通報した。
しかし、警察はその事件が管轄外だとして動こうとしなかった。
元ネイビーシールズのナイスガイ・ジャック
焦るアランは、リゾート地で知り合った元ネイビーシールズの男、ジャックに連絡を取ることにした。
ジャックは迅速にロレッタのスマートウォッチの位置情報を解析し、彼女が遺跡のある島にいることを突き止める。
アランと共に、ジャックはその島へ向かい、ロレッタの救出に乗り出すのだった。
ジャックは格闘や銃の扱いに長け、アランの手助けなしでロレッタを軽々と奪還した。
だが、ロレッタに決め台詞を言っている最中に、ジャックは狙撃されてあっけなく命を落としてしまう。
島から脱出を試みるアランとロレッタ
残されたアランとロレッタは、たった二人で島からの脱出を目指すことになった。
男らしい見た目とは裏腹に何もできないアランとイベント用のピチピチの派手な衣装ですぐに居場所がバレてしまうロレッタの2人で最初は全く息が合わなかった。
しかし、共にサバイバルを繰り広げるうちに、次第に心を通わせていく。
追ってくるアビゲイルの手下をどうにか撒いたアランとロレッタは、島で唯一の人里に辿り着いた。
島から脱出するために飛行機の出発を待っていた2人はそこで地元の女性が歌う古い民謡に耳を傾けた。
その歌詞に隠されたヒントから、秘宝が隠された王の墓の場所が明らかになる。
しかし、その安堵も束の間、アビゲイルが突然現れ、再びロレッタを拉致してしまった。
アランはすぐにバイクを見つけてアビゲイルの戦車を追いかけた。
武器も持たず必死に戦ったアランだったが奮闘むなしくアランも捕えられてしまった。
王の墓を発見するロレッタとアラン
遺跡に連行されたロレッタとアランは、アビゲイルの命令のもと、ついに炎の冠が眠るとされる王の墓を発見した。
彼らは心臓を高鳴らせながら王の墓を開けるが、そこにあったのは抱き合う2人の白骨と風化した貝殻で作られた古びた冠だけだった。
アビゲイルは、炎の冠がレッドダイヤモンドでできていると信じ込んでいたが、実際には赤い貝殻を組み合わせただけのもので、財宝とは呼べない代物だったのだ。
歴史に書かれた宝物は高価な宝石ではなく愛だったのだ。
幻想が砕かれた瞬間、アビゲイルの顔に怒りと絶望が交錯した。
激昂したアビゲイルはロレッタとアランを遺跡に置き去りにして逃げ出そうとする。
しかし、彼の部下ラフィはアビゲイルを見限り、彼を残して船を出してしまった。
ラフィはこの島の住人であり、財宝目当てで墓を荒らすアビゲイルに反感を抱いていたのだ。
ロレッタとアランを助けにきたベス
その頃、どうにか飛行機を乗り継ぎ島に到着したベスがチャーターした船で現れる。
アビゲイルを遭難した観光客と思い込んだベスは、彼を救出し船に乗せてしまった。
ロレッタとアランは王の石棺に閉じ込められるが、ラフィが置いていったバールを使ってなんとか脱出することに成功した。
ちょうどその時、島の火山が噴火し始め、遺跡は溶岩に飲み込まれようとしていた。
2人は必死で逃げ、激しく渦巻く泉に身を投げて流れに任せ、ついに海へとたどり着いた。
そこへ、ベスの船が現れ、2人を無事に救出する。
船にはアビゲイルも乗っており、彼は逃亡を図ろうとするが、船長の協力で捕えることができた。
距離が縮まるロレッタとアラン
誘拐事件が無事に解決し、ロレッタとアランは美しいビーチでくつろいでいた。
冒険を通して深まった絆は、今や揺るぎないものとなっていた。
穏やかな波音が響く中、アランは優しくロレッタを見つめ、ついに愛の告白をする。
最初は冗談のような雰囲気の2人だったが熱い想いを込めたロマンス小説のようなキスを交わした。
その瞬間、全てが完璧に感じられ、2人の心はひとつになったのだった。
映画『ザ・ロストシティ』の感想
ド派手アクションのアドベンチャー映画なのかと思いきや実態は全くそんなことなく、コメディ要素の強い作品だった。
アドベンチャー作品でド派手なアクションと謎を解いてサバイブしていく映画を期待して観てしまうと拍子抜け感が否めない。
ただ、面白くないかと言われると全くそんなことはなく、要所要所にこれでもかと笑いをとるシーンが登場してくる。
アランとロレッタのやりとりがこの作品の中心となっており、バカな筋肉男と内向的な小説家の凸凹コンビが上手くハマっており面白い。
2人のすれ違いや見た目とのギャップが面白さを引き出している要因でもあると感じた。
ブラッド・ピットも出演しておりかなりキャストは豪華である。
ただ、カメオ出演ということもあり、出演シーンは少ないのだが映画序盤からバッチリ登場してきて驚いた。
しかも、筋肉ムキムキでなんでもできてしまう謎の男ジャックは完全にアランの上位互換で見た目の割に何もできないアランとの対比になっており、よりアランのキャラが引き立つキャスティングだと思った。
冒頭からアクションシーン戦うブラッド・ピットが出てきたことでかなりアドベンチャー映画としての期待値が高まるものの、意外にもあっさり殺害されてしまったところも驚きだった。
ブラッド・ピット演じるジャックが亡くなってからはかなり失速しアドベンチャー映画を冠したコメディ映画と化していたが、そこまで長すぎない上映時間とコメディの要素が強いので軽い気持ちで楽しめる映画だと思う。
個人的にはライトに見るのにおすすめの作品。
期待はしすぎない方が吉である。
まとめ
今回は映画『ザ・ロストシティ』をご紹介してきました。
アクション・アドベンチャーかと思いきや内情は脳筋男と恋愛小説家のラブコメディでかなりライトに楽しめる作品である。
上映時間も短くドラマでは物足りないけど2時間以上の映画は重いという状況に積極的におすすめしたい。
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最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の記事でお会いしましょう!
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