今回ご紹介するのは映画『search #サーチ2』です。
旅行に行ったきり行方不明になった母を探す娘、インターネット上で次々と展開される物語に目が離せない作品!
映画『search #サーチ2』の作品情報
作品情報
作品名 | search #サーチ2 |
原題 | Missing |
監督 | ウィル・メリック ニック・ジョンソン |
脚本 | ウィル・メリック ニック・ジョンソン |
出演 | ストーム・リード ニア・ロング ヨアキム・デ・アルメイダ ケン・レオン ダニエル・へニー |
製作国 | アメリカ |
公開日時 | 2023年4月14日 |
上映時間 | 111分 |
映画『search #サーチ2』の登場人物とキャスト
写真 | 役名・キャスト・概要 |
---|---|
ジューン (ストーム・リード) デジタルネイティブ世代の高校生。母親が突然行方不明になる。 | |
グレイス (ニア・ロング) ジューンの母親。旅行に行ったきり行方不明になる。 | |
ハビエル (ヨアキム・デ・アルメイダ) 代行サービスの男性。ジューンに依頼され母親探しを手伝う。 | |
ケヴィン (ケン・レオン) ジューンの恋人。 | |
パーク捜査官 (ダニエル・へニー) グレイスの捜索を担当する刑事。 |
映画『search #サーチ2』のあらすじ
過去の記憶
ロサンゼルスに住んでいる18歳の高校生ジューンは現在、母親と2人で生活していた。
彼女のパソコンでは、幼い頃の動画が流れており、そこには楽しそうに父親のジェームズと遊ぶジューンの姿や、母親の声が収められていた。
動画の最後には、父親が鼻血を出す場面が映っており、これが最後の家族旅行だった。
ジューンは、その一部を保存し、亡くなった父親の写真を大切にしていたのだ。
恋人と旅行に出かける母親 グレイス
ジューンの母親グレイスは新しい恋人ケヴィンとコロンビアに海外旅行に出かけようとしていた。
もともと心配性なグレイスは、ひとりで留守番をするジューンのことが心配で仕方がない様子を見せる。
出掛ける間際まで口うるさく約束事をさせられるがジューンは適当に返事をしながらパソコンで友達とチャットをしていた。
親のいない間にハメを外してパーティーをしているジューン。
グレイスが帰ってくる日になり急いで空港まで母親を迎えに行ったジューンは皮肉たっぷりのプラカードを用意し母親を待つ。
しかし、いつまで経っても母親のグレイスが現れる気配はなく、電話にも出ない。
グレイスの友人である弁護士のヘザーが助けに駆けつけ、警察へも連絡をするが現地の捜査官への連絡は旅行先での出来事のため時間がかかってしまう。
この先は物語の結末やネタバレを含みますので閲覧には充分ご注意ください!!
代行サービスを使いグレイスを捜索するジューン
ジューンはパソコンの翻訳機能を使って、2人が泊まっていたホテルに連絡をする。
荷物を全て置いて行ったというホテルの人の言葉を聞きジューンは何か事件に巻き込まれたのではないかと感じたのだ。
ホテルの人によると監視カメラの映像は48時間で上書きされてしまうことが発覚する。
警察の手続きでは48時間以上かかってしまう見込みで監視カメラが上書きされてしまうまでに間に合わないため、ジューンは現地の代行サービスを探し、グレイスを探すよう依頼した。
代行サービスに登録して1番値段の安い人にホテルでカメラを見て欲しいと頼むことにする。
ハビエルという名前のおじさんが代行サービスとして現れ、ホテルの監視カメラを確認するように依頼をすると最初は困惑していたが、事情を聞いたハビエルは協力することに同意した。
ハビエルはホテルでの聞き込みから、2人が金物店に行ったことを知り、捜索を続けることになった。
恋人ケヴィンの知られざる秘密
ジューンは母親の恋人ケヴィンの過去を調べ、Googleアカウントから情報を得ようとする。
そこには、マッチングアプリでグレイスと出会い、親しくなった経緯が記録されていた。
グレイスは娘のジューンについてもケヴィンに相談していたことがわかる。
その後、ハビエルからの連絡で2人が錠前を購入し、コロンビアの観光スポットに向かったことを知ったジューンはライブカメラの映像から母親の居場所を探す。
すると、ケヴィンがグレイスにプロポーズする姿が映っていたのだ。ケヴィンがグレイスに本気だったことを知ったジューンだったがケヴィンに逮捕歴があったことを知ってしまう。
ケヴィンは過去に女性をだまし、詐欺行為を行ってきた詐欺師であり、行方不明になった人もいたという情報をジューンは知ったのだ。
彼はグレイス以外にも他の女性と連絡を取っていたことが判明した。
パーク捜査官から、観光中にグレイスとケヴィンが何者かに車に拉致された映像が送られてくる。
映像では、プロポーズ後の場面で映っていた女性が、グレイスと似ている別の女性であることが明らかになる。
すると事件は急速に進展し、グレイスの失踪の謎が深まり、彼女はネット上で話題となってしまう。
ジューンも知らなかった母親グレイスの秘密
グレイスには、誰もが知らなかった大きな秘密があり、彼女は過去の経歴を抹消し、名前を変えていたことが判明。
その事実は、娘のジューンを含めて誰にも知られていなかった。
ジューンは大きなショックを受ける。
マスコミやSNSでは彼女に関する憶測が広まり始めてしまう。
また、ケヴィンと連絡をとり合っていた別の人物がグレイスの友人であるヘザーであることが特定される。
この情報から、ケヴィンとヘザーが裏でつながり、グレイスの失踪に関与している可能性が浮上したのだ。
ジューンは急いでヘザーのオフィスに向かうが、到着した時にはすでにヘザーは殺されており、さらに警察に追われていたケヴィンもコロンビアの国境付近で射殺されたと報告されたのだ。
ジューンは、母親からの最後の伝言を聞きくと彼女は母親がよく使っていた単語をGoogleアカウントに入力する。
ログインに成功しました。グレイスのスマートフォンのタイムラインを追跡し、最後の動向を探るとグレイスが着信を拒否していた番号を見つける。
その番号は、ケヴィンが頻繁に電話をしていたカウンセリング協会だったのだ。
協会の建物には見覚えがあり、父親と過ごした思い出の場所だった。
その時、協会の人物から電話がかかってくる。「そのまま動かないで。今迎えにいくから」と言われる。
明かされる父親の過去
突然物音がし、玄関のモニターに映し出された人物は、亡くなったはずの父親であるジェームズだった。
ジェームズは過去にドラッグの常習者であり、DV夫だったのだ。鼻血の映像も薬の過剰摂取によるものだと判明。
グレイスはジューンのためにジェームズから逃れようと、弁護士のヘザーの助けを借りてアカウントを削除し、名前を変えて生きていたのだ。
警察に捕まったジェームズは、刑務所で詐欺罪のケヴィンと出会っていた。
お金でケヴィンを雇い、家族を取り戻す機会を狙っていたのだ。
ジューンはジェームズによって拉致され、幼い頃のビデオに写っていた場所に連れて行かれる。その場所にはグレイスも閉じ込められていた。
父親から逃れるため戦うジューンとジェームズ
ジューンとグレイスはジェームズから身を守るために必死で戦う。
ジェームズが猟銃を放つとグレイスは弾丸を受け出血してしまう。
グレイスは破片を使って反撃をするが、ジェームズは部屋から出て行ってしまい2人は再び閉じ込められることに。
グレイスの命が危険な状態になる中、ジューンは監視カメラに気付く。監視カメラ越しにジューンの家に起き忘れたiPhoneが映る。
ジューンは最後の望みを賭け「Hey Siri」と叫ぶとiPhoneが反応し緊急通報をすることができたのだ。
警察の到着で親子は保護され、安全が取り戻される。
グレイスに刺されたジェームズは警察が到着した頃にはすでに死んでいた。
この出来事は後にノンフィクションドラマとしてサブスクリプションサービスで放映され、ジューンはそのドラマを観終わる。
その後、心配性ながらも愛情深い母親グレイスからビデオ通話があり、安堵したジューンは日常を取り戻したのだった。
映画『search #サーチ2』の感想
この作品の最大の見どころはパソコンの画面、スマホの画面上で物語が展開する点である。
いつも使っている馴染みのあるSNSや検索エンジン、アプリなどの画面上が映画として映し出されている点が斬新で見ていて飽きなかった。
普段感じているようなSNSのスピード感を映画にとり入れた感じでどんどん展開していくのでかなり面白いと感じた。
ネット上にある位置情報をログインして勝手に見たり監視カメラをハックして映像を確認したりとヒヤヒヤする展開が多く楽しむことができた。
さらに、失踪した母親には娘にも明かされていない秘密があり名前を偽って生きていたという事実が発覚したり、病気で亡くなったはずの父親が急に現れたりとストーリー的にも面白い。
恋人が実は詐欺師だったという事実が発覚してから物語終盤にかけてのスピード感は圧巻だった。
最終的にノンフィクションのドラマとして配信されているという終わり方も好きだったし、事件を通して心配してくれる母親への考え方が代わり2人の仲が改善されていたところも好印象の終わり方だった。
まとめ
今回は映画『search #サーチ2』を紹介してきた。
パソコンの画面上で展開する物語にデジタルネイティブ世代である私自身かなり楽しむことができた。
普段から使用しているSNSの画面が映画として描かれているため親近感を感じると共に普段見ている映画とは違った映像の連続で新鮮さを感じた。
ストーリーの展開自体も面白く飽きずに最後まで鑑賞できる作品なので鑑賞して損はないと思う。
最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の記事でお会いしましょう!
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