今回ご紹介するのは映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』です。
ロアルド・ダールの大ヒット小説「チョコレート工場の秘密」の始まりを描く物語に目が離せません!主演をティモシー・シャラメが務める今作の感想とあらすじをご紹介します!
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の作品情報
作品情報
作品名 | ウォンカとチョコレート工場のはじまり |
原題 | Wonka |
監督 | ポール・キング |
脚本 | サイモン・ファーナビー ポール・キング |
出演 | ティモシー・シャラメ ヒュー・グラント ケイラ・レーン キーガン=マイケル・キー パターソン・ジョセフ ローワン・アトキンソン |
製作国 | アメリカ |
公開日時 | 2023年12月8日 |
上映時間 | 116分 |
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の登場人物とキャスト
写真 | 役名・キャスト・概要 |
---|---|
ウィリー・ウォンカ (ティモシー・シャラメ) 魔法のチョコレートを作る職人。 | |
ヌードル (ケイラ・レーン) 宿屋でこき使われている少女。ウォンカの魔法の力を信じている。 | |
ウンパルンパ (ヒュー・グラント) ウォンカから夜な夜なチョコレートを盗む小人。 | |
スラグワース (パターソン・ジョセフ) 街を支配するチョコレート組合の1人。ウォンカの出店を阻止する。 | |
プロドノーズ (マット・ルーカス) 街を支配するチョコレート組合の1人。ウォンカの出店を阻止する。 | |
フィクルグルーバー (マシュー・ベイントン) 街を支配するチョコレート組合の1人。ウォンカの出店を阻止する。 | |
ミセス・スクラビット (オリビア・コールマン) 驚きの値段で宿屋を経営する女性。 | |
ブリーチャー (トム・デイビス) 泊まる場所がないウォンカを宿屋に招き入れた人物。いい人に思えたが実は… | |
パイパー (ナターシャ・ロスウェル) 宿屋で働かされている女性。 | |
ロッティー (ラキー・タクラー) 宿屋で働かされている女性。 | |
アバカス (ジム・カーター) 宿屋で働かされる男性。元々スラグワースの会計士をしていた。 | |
ラリー (リッチ・フルチャー) 宿屋で働かされる男性。 | |
警察署長 (キーガン=マイケル・キー) チョコが好きすぎて、チョコレート組合から賄賂としてチョコを受け取る。 | |
神父 (ローワン・アトキンソン) チョコレート中毒の神父。中毒のせいで大惨事に… |
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』相関図
登場人物が多いのでまずは関係性を整理しよう!!
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のあらすじ
夢を叶えるためにグルメ・ガレリアへ
魔法のチョコを作るチョコ職人のウィリー・ウォンカは、亡くなった母と約束していた世界一のチョコレート店を開店するために世界的に有名なチョコ店が連なるグルメ・ガレリアに訪れる。
街に訪れたウォンカだったが活気あふれる商売人たちにお金を払い気付けば手持ちのお金は無くなってしまった。
泊まる場所もなく野宿しようとしていたウォンカの元にある男がやってくる。
ブリーチャーという男は今から泊まることができる宿があると紹介してくれた。
彼についていき宿に着くと宿代は後からでも大丈夫だと言われウォンカは長い契約書にサインをしてしまう。
次の日に街でチョコレートを売り宿代を返済しようと考える。
グルメ・ガレリアにチョコを売りに行くウォンカ
ウォンカは次の日になるとチョコレート店が立ち並ぶアーケードに行き、そこで食べると体が浮き上がる魔法のチョコを売り始める。
ウォンカのパフォーマンスをみた街の人々は彼の魔法のチョコに夢中になった。
するといきなり警察が現れ、ウォンカのチョコと売上金を没収してしまう。
再び一文なしになったウォンカが宿に戻ると、宿主であるミセス・スクラビットとブリチャーがおり、宿代を払えないなら働いて返せと地下にある仕事場に放り込まれることに。
騙され地下で働かされる人々
地下にはウォンカと同じように騙されタダ働きさせられている人々がいたのだった。
その中にはまだ幼い少女のヌードルがいた。
捨て子だった彼女は育ててもらう代わりに若い頃から2人にこき使われて働かされていた。
元気のないヌードルにウォンカはチョコレートを作ってあげることに。
チョコレートを初めて食べたヌードルはこれまで忘れていたお母さんと本の沢山ある家で暮らしたいという夢を思い出した。
「素敵なことは夢を見ることから始まる」という言葉と美味しいチョコレートを食べたことによってヌードルは前向きになりウォンカの夢を手伝うことになる。
ウォンカの過去 母との約束
幼い頃、母と2人暮らしで貧しかったウォンカは誕生日に母が作ってくれる手作りチョコレートが大好きだった。
「世界で一番のチョコレートはグルメ・ガレリアにある」と聞いていたウォンカはその街で母と共にチョコレート店をオープンする事が夢だったのだ。
元々は魔術師になりたかったウォンカは母のチョコレートの味に近づこと試行錯誤を繰り返すがなかなか母の味にはならなかった。
そんなウォンカを見て母は大人になったら美味しさの秘密を教えてあげる、お店の開店の時にはそばにいると伝えたのだった。
しかし、ウォンカの母は彼のチョコレート店のオープンを見ることはなく病気で亡くなってしまったのだ。
ウォンカはチョコレート店をオープンする事ができれば母に再び会えるかもしれないと信じてグルメ・ガレリアに訪れたのだった。
地下を抜け出しチョコレートを売るウォンカ
ヌードルと地下で一緒に働かされていた仲間の協力でウォンカは外に出ることに成功する。
ウォンカのチョコレートはたちまち話題になり街中の人々が楽しみにしていたのだった。
しかし、グルメ・ガレリアで有名店を経営するスラグワース、プロドノーズ、フィクルグルーバーのチョコレート組合の3人は自分たちより美味しいチョコを売るウォンカの事が許せなかった。
チョコレート組合はチョコレート好きの警察署長にチョコレートの賄賂を渡しウォンカを捕まえるように買収する。
ウォンカは目が覚めるとチョコレートがなくなる事が何度かあった。
ある夜、ウォンカの部屋に忍び込む小さな気配を感じる。
するとそこにはオレンジ色の小さな紳士が立っていたのだ。彼は「ウンパルンパ」と名乗った。
ウォンカが話を聞くとウンパルンパは以前ウォンカによって追放されたカカオ豆の見張り役だった。
彼はウォンカのチョコを盗んでカカオ豆の代償を得ようとしていた。
ウォンカの夢だったチョコレート店のオープン
街中の人々から好評となったウォンカのチョコレート事業は成功を収める。
ついにウォンカは母との約束であるグルメ・ガレリアにチョコレート店をオープンし、店内は夢と幸せに満ちた素敵な空間になった。多くの人々が店を訪れ、ウォンカの夢が実現しました。
大繁盛で順調かと思われたウォンカのチョコレート店であったが店内のチョコレートを口にした男性に異変が起きてしまう。
チョコレートを口にしないようにウォンカは呼びかけるが店内は大混乱となり店内はぐちゃぐちゃになり火災も起こってしまう。
跡形もなくなった店の前でウォンカは店が焼け落ちたことよりも母に会えなかった事を悲しがっていた。
街から追放されるウォンカ
そんな彼にチョコレート組合はある取引を持ちかける。
それはミセス・スクラビットの宿で働く皆を解放する代わりにウォンカは街から追放されチョコレートは作らないというものだった。
ウォンカはチョコレート組合の取引を受け入れ、仲間たちとヌードルの宿代を支払い、自由の身になる代わりにこの町から追放され、二度とチョコレートを作ってはならないという条件に同意したのだ。
彼は仲間たちには何も告げずに町を去り、仲間たちは解放されますが、ヌードルだけはまだ捕らわれていた。
街を後にする船でウンパルンパと再開したウォンカはチョコレート組合の不正を暴く方法を思いついた。
しかし、船には爆薬が仕掛けられており危機的な状況に陥る。
なんとか脱出できたウォンカは街に戻り、仲間と共にヌードルを救出する。
チョコレート組合の不正を暴くウォンカ
チョコレート組合の裏帳簿を入手する為に教会の地下に侵入したウォンカとヌードルだったがそこにはチョコレート組合の3人がおりウォンカとヌードルはチョコレートが入ったタンクに落とされてしまう。
チョコレートがタンクの中に流し込まれ溺死寸前の状況でウンパルンパが現れウォンカとヌードルを助けてくれたのだった。
ウォンカたちは不正の証拠を警察に提出する。
チョコレート店での毒騒動はミセス・スクラビットたちの仕業だったことが判明した。
さらにヌードルがチョコレート組合の一員であるスラグワースの家の出身だと明らかになる。
スラグワースは家族を捨て、財産を独り占めするために不正を働いていた。
チョコレート組合と警察署長は逮捕され、地下のチョコレートタンクから噴き出したチョコレートが街中に広がる。
ウォンカは仲間たちと共に人々に喜ばれ、チョコレートを分かち合うことの重要性を認識した。
母の残したチョコレートを仲間たちと分かち合い、幸せな気分になる。
そして美味しいチョコレートを作る秘訣は「チョコを分かち合う仲間がいることよ」と母の文字で書かれた手紙が出てくる。
ヌードルは図書館で働いていた母と再会する。
ウォンカは古いお城に魔法をかけ、新しいチョコレート工場を開設し、味見部門にはウンパルンパに協力をお願いしたのだった。
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の感想
ロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」に登場するウィリー・ウォンカの始まりの物語ということもあり以前から楽しみにしていた作品。
『チャーリーとチョコレート工場』でウォンカを演じたジョニー・デップとはまた違う魅力のあるティモシー・シャラメが演じており以前よりポップな印象を受けた。
以前の少し卑屈なウォンカよりも明るく描かれていたので個人的には好きだった。
チョコレートの力で人生を諦めかけていたヌードルを前向きな気持ちにさせたり、地下で働かされていた人々を解放したりとウォンカには周りを巻き込みいい方向に向かわせる力があった。
そういった部分を見ていてこちらまで笑顔になるし楽しむことができた。
さらに、物語の最後にチョコの美味しさの秘訣が、チョコレートを分かちあう人がいることだとわかった時、胸が熱くなった。
また、ストーリーの部分だけでなくミュージカル調に仕立てられているため作品の満足度も高く。
見ているだけで気分が上がる作品である。
ウンパルンパの奇妙な踊りやダンス、それに反して紳士的な部分が見ていて愛着が湧くキャラクターだった。
ラストのウォンカがウンパルンパに味見部門に入って欲しいとお願いするシーンはかなりお気に入りである。
個人的に一番好きだったのはチョコレートの賄賂を受け取り買収されていた警察署長が物語が進むにつれて太っていったこと。
途中若干太っているように見えたが気のせいだと思っていた。
しかし、最後には完全に太っていてその過程を見ているとそれだけでも面白かった。
まとめ
今回は映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』をご紹介してきました。
ミュージカル仕立てで描かれた今作は見ているだけで明るく楽しい気持ちになることができます。
夢を見ることの重要さ、そして仲間と分かちあうことで幸せが生まれるという教訓を教えてくれる今作はかなりおすすめです。
是非、映画館で鑑賞してみてください。
ティモシー・シャラメのオススメ作品はこちら↓
最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の記事でお会いしましょう!
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