今回ご紹介するのは映画『シックス・センス』です。
大どんでん返しの衝撃的ラストが待ち受けるサスペンススリラーの感想とあらすじをネタバレありでご紹介します!
映画『シックス・センス』の作品情報
作品情報
作品名 | シックス・センス |
原題 | The Sixth Sense |
監督 | M・ナイト・シャマラン |
脚本 | M・ナイト・シャマラン |
出演 | ブルース・ウィルス ハーレイ・ジョエル・オストメント トニ・コレット オリビア・ウィリアムズ |
製作国 | アメリカ |
公開日時 | 1999年10月30日 |
上映時間 | 107分 |
映画『シックス・センス』の登場人物とキャスト
写真 | 役名・キャスト・概要 |
---|---|
マルコム・クロウ (ブルース・ウィルス) 精神科医の男性。ある時、過去の患者であるビンセントから発砲されてしまう。 | |
コール・シアー (ハーレイ・ジョエル・オストメント) 幽霊が見える少年。幽霊に対する恐怖とその特殊な力で周りから孤立してしまっている。 | |
リン・シアー (トニ・コレット) 孤立して心を閉ざす息子の様子を心配している。 | |
アンナ・クロウ (オリビア・ウィリアムズ) マルコムの妻。事件以来マルコムとの夫婦仲は冷め切っている。 | |
ヴィンセント・グレー (ドニー・ウォルバーグ) かつてマルコムが治療をした患者。救ってくれなかったとしてマルコムを逆恨みしている。 |
映画『シックス・センス』のあらすじ
かつての患者に発砲されるマルコム
マルコム・クロウは小児精神科医として働いていた。
これまで多くの子供たちの治療をしており、彼らの悩みや問題を解消していた。
妻であるアンナとの関係も良好で、穏やかな日々を過ごしていた。
ある夜、かつて治療していた患者である少年、ビンセントが彼の家に侵入してきた。
ビンセントは錯乱しており、マルコムに対して恨みを持っていた。
「自分を救ってくれなかった」と逆恨みをしているビンセントはその怒りが爆発して、拳銃を手にしてマルコムに向けて発砲した。
銃弾を受けたマルコムはベットに倒れ込んでしまう。
事件をきっかけに冷めていった夫婦仲
事件から一年が経ち、マルコムとアンナの夫婦仲は以前のような穏やかさを失っていた。
アンナはマルコムとのコミュニケーションを避け、無視するようになってしまったのだ。
あげくの果てにはアンナは職場の若い男性といい雰囲気になってしまっていた。
マルコムは心を痛めながらも、二人の関係を修復する方法を模索していた。
そんなある日、マルコムは心に傷を負った少年、コールと出会う。
この先は物語の結末やネタバレを含みますので閲覧には充分ご注意ください!!
特別な力を持つ少年コール
コールは特別な力を持っていた。
彼にはこの世には存在しないはずのもの、つまり亡くなった人々の霊が見える能力があった。
過去のトラウマから友人たちに変わり者として扱われ、母親のリンや他の人々にも秘密を隠してきた。
その結果、コールは孤独に身を閉ざし、心の壁を築いてしまっていたのだ。
一方、小児精神科医であるマルコムはコールの心を開くことを決意する。
しかし、コールはマルコムを怖れ、彼から逃げ続ける。
しかし、マルコムは決して諦めず、2人の間の距離は少しずつ縮まっていった。
コールは普段、霊との干渉を避けるため、見える霊をできるだけ避けるようにしていた。
コールに訴えかける少女の霊
コールとマルコムが心を通わせたある日、コールは1人の気になる霊と出会った。
彼女は吐瀉物にまみれており、なにかコールに伝えようとしている様子だった。
コールはこの出来事をマルコムに話し、彼女が何を伝えたかを知るため、少女の葬式を訪れることを決意した。
少女の願いを叶えようとするコール
葬儀が執り行われる会場で、コールとマルコムは再び少女の霊と出会った。
彼女はコールにしか見えないが、コールがマルコムに彼女の姿を伝える。
少女はコールに一つの箱を手渡し、その中にはビデオテープが入っていた。
マルコムとコールはそのテープを再生すると、驚くべき映像を目にする。
映像には、少女の母親が彼女の食事に洗剤を大量に混ぜている様子が映っていた。
少女は母親に殺されたのではなく、自分の母親によって殺されたのだった。
さらに、次の犠牲者は少女の妹であることが示唆されていた。
少女は妹を守るため、コールとマルコムの前に姿を現したのだった。
少女の父親にビデオを手渡した後、母親は逮捕され、少女の願いは叶った。
安堵した少女の霊は次第に穏やかな表情を浮かべ、やがて光の中へと消えていったのだった。
この出来事を通じて、コールの心には大きな変化が訪れた。
彼は自分の持つ特殊な能力に対して、もっと前向きに捉えるようにしたのだ。
そして、自らの過去やトラウマを母親に打ち明け、その能力を受け入れてもらおうと決心したのである。
特殊な力を母親に打ち明けるコール
コールは母親リンと車に乗っている時に自分が幽霊を見ることができると打ち明ける。
コールの特殊な能力について当初は信じようとしなかったリンに対してコールが既に亡くなった祖母と母親だけが知っていた秘密の思い出を話しだした。
するとリンは、祖母と自分だけが知る特別な出来事や会話を、生前に聞いたことのないコールが知っていたことに驚いたのだった。
そして、その内容を聞いたことによってリンはコールの特殊な能力を認め、彼を受け入れたのだ。
これをきっかけに、母親とコールの関係は以前よりも深まり、お互いをより理解し合うようになっていったのだ。
家に帰ったマルコム
コールから冷たい対応をとる奥さんに寝ている時に話しかけてみてと助言をもらっていたマルコムは家に帰ると眠っている妻アンナに声をかけた。
すると、眠っているアンナが「どうして私を置いていったの?」と呟いた。
何を言っているのかわからず混乱するマルコムだったが、アンナの手から転がり落ちた結婚指輪を見て、一瞬にして状況を理解したのだった。
その言葉はアンナが自分を指していた言葉だとマルコムは気付いたのだ。
マルコムがビンセントに銃撃されたあの晩にマルコムは既に亡くなってしまっていたのだった。
しかし、マルコムは遺してしまうアンナとビンセントを救えなかったという罪悪感や未練によってこの世に幽霊として留まっていたのだった。
コールが言っていた言葉を思い出したマルコムが自分が亡くなっていることを理解すると自分の死に納得し成仏していったのだった。
映画『シックス・センス』の感想
冒頭にネタバレ禁止のテロップが出てくる通り、一度も見たことがない人には絶対にネタバレしてはいけない作品だった。
幽霊が見えるという特殊な能力を持った少年と精神科医のサスペンス・ホラーなのかな?と思いながら鑑賞していたが全く予想もしない結末にかなり衝撃を受けた。
大どんでん返し系の作品だと、ここはこうなのでは?という矛盾が出てくることもあるがシックス・センスの伏線回収は美しすぎて圧巻だった。
この作品は1度見て驚き、2度目で細かな伏線を把握し、3度目でさらに深く理解するというのが最適な作品だと感じた。
1度見ただけで終わってしまうのはかなり勿体無いと思う。
幽霊というホラー的な要素は登場してはいるものの、そこまでホラー感は強くなく、ホラーやサスペンスなどが苦手な方でも鑑賞しやすいと感じた。
ラストの大どんでん返し後には観客に悲しさまで植え付ける演出で作品としての満足度はかなり高かった。
コールを演じたハーレイ・ジョエル・オストメントの演技とブルース・ウィルスの落ち着いた表現の相性がよく違和感なくストーリーに没入できる上、ストーリーのテンポ感もスムーズで飽きずに鑑賞できた。
特に婚約指輪が落ちてからのシーンでこれまで見てきたシーンが一気にフラッシュバックしてくる感覚があった。
特に幽霊には見たいものしか見えないという設定が既に作中で伏線として貼られておりこれまで見たいものしか見ておらず自分の死に気付かなかったマルコムの姿がなんとも虚しかった。
2回鑑賞してやっと気付くことができた伏線としてはコール以外の前でマルコムが物を掴むシーンがないということだ。
レストランに行った際も椅子を引くことなく座り、他のシーンでも物を動かすことは無かった。
移動もバスで移動しており車を運転するシーンもなければ、ドアの開け閉めをするシーンも一度も無かった。
ここまで徹底して世界観を演出し伏線として作り込んでいるシャマラン監督には脱帽である。
まとめ
今回はシャマラン監督の出世作となったシックス・センスをご紹介してきました!
ネタバレは絶対にしてはいけないと映画冒頭である通り、ラストに待ち受ける衝撃の展開に心奪われました。
1度だけではなく複数回視聴することでさらに面白さを感じることができる作品なので2度、3度見ることを推奨します!
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最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の記事でお会いしましょう!
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