今回ご紹介するのは映画『ブレット・トレイン』です。
伊坂幸太郎による小説「マリアビートル」をブラッド・ピット主演で映像化した注目作品の感想とあらすじをネタバレありでご紹介します!
映画『ブレット・トレイン』の作品情報
作品情報
作品名 | ブレット・トレイン |
原題 | Bullet Train |
監督 | デビッド・リーチ |
脚本 | ザック・オルケウィッツ |
出演 | ブラッド・ピット ジョーイ・キング アーロン・テイラー=ジョンソン ブライアン・タイリー・ヘンリー アンドリュー・小路 真田広之 マイケル・シャノン バッド・バニー |
製作国 | 日本 |
公開日時 | 2022年9月1日 |
上映時間 | 126分 |
映画『ブレット・トレイン』の原作は?
ブレット・トレインの原作は日本の小説家、伊坂幸太郎の「マリアビートル」である。
ハリウッド映画でありながら日本の小説をブラッド・ピットが主演で映画した爽快アクション映画だ。
映画『ブレット・トレイン』と原作「マリアビートル」の違いは?
レディバグの設定の違い
映画『ブレット・トレイン』の主人公レディバグは原作「マリアビートル」では七尾という名前で登場する。
穏やかで優しい性格の持ち主だが、窮地に立ったときの直感と瞬発力が優れているという人物だ。
原作「マリアビートル」での必殺技は相手の首を瞬時に折るという首折りで、何度もその技を繰り出すが映画『ブレット・トレイン』では一度も首折りを披露するシーンはない。
プリンスの設定の違い
映画『ブレット・トレイン』で登場する女子学生プリンスは原作「マリアビートル」では、二重まぶたで鼻筋の通った、整った顔立ちの中学生男子・王子慧として登場している。
映画では男子から女子に性別が変更されている。
タンジェリンとレモンの設定の違い
タンジェリンとレモンは原作「マリアビートル」で、蜜柑と檸檬として登場する。
映画の設定で登場していたきかんしゃトーマス好きというレモンの設定は原作からそのまま引き継がれたものだ。
しかし、原作で登場していた蜜柑が文学好きだという設定はタンジェリンには反映されていなかった。
列車の違い
原作「マリアビートル」に登場する列車は、東京発・盛岡行の東北新幹線「はやて」である。
しかし、映画『ブレット・トレイン』では、東京発・京都行の高速列車ゆかり号となっており、原作から変更されていた。
映画『ブレット・トレイン』の登場人物とキャスト
写真 | 役名・キャスト・概要 |
---|---|
レディバグ (ブラッド・ピット) トラブルに巻き込まれがちな世界一運の悪い殺し屋。殺し屋でありながらナイーブな性格の持ち主。 | |
プリンス (ジョーイ・キング) 女子学生の見た目でありながら裏で殺し屋たちを翻弄する暗殺者。 | |
タンジェリン (アーロン・テイラー=ジョンソン) レモンとコンビを組む殺し屋。 | |
レモン (ブライアン・タイリー・ヘンリー) タンジェリンとコンビを組む殺し屋。きかんしゃトーマスが好き。 | |
キムラ (アンドリュー・小路) 息子をデパートの屋上から突き落とした犯人に復讐する為にゆかり号に乗り込んだ元殺し屋。 | |
エルダー (真田広之) キムラの父。ホワイト・デスに組織を壊滅させられた過去があり、恨んでいる。 | |
ホワイト・デス (マイケル・シャノン) 世界最大級の犯罪組織を仕切る冷酷なボス。 | |
ウルフ (バッド・バニー) 妻を殺した犯人に復讐を果たすためにゆかり号に乗り込んだ、メキシコNo.1の殺し屋。 | |
ホーネット (ザジー・ビーツ) 変装を得意とし、蛇の毒を使う暗殺者。 | |
サン (ローガン・ラーマン) ホワイト・デスの息子。捕らわれていたがレモンとタンジェリンによって救出された。 | |
マリア (サンドラ・ブロック) レディバグに指示を送る上司。 |
映画『ブレット・トレイン』のあらすじ
復讐を誓うキムラ
元殺し屋のキムラは、息子の渉が屋上から突き落とされ、意識不明になっているのを知ると、憎しみと復讐心が心を満たした。
彼は自らの手で犯人を見つけ出し、息子のために復讐することを誓った。
新たな仕事に臨むレディバグ
一方、己の不運さを嘆く殺し屋のレディバグは、雇い主のマリアから新たな仕事を命じられる。
病欠した同業者のカーバーの代わりに、東京駅発の高速列車・ゆかり号でブリーフケースを回収し、次の品川駅で降りるように指示されたのだった。
レディバグは列車に乗り込み、すぐにブリーフケースを見つける。
ゆかり号には、殺し屋コンビのタンジェリンとレモンが乗っていた。
彼らは世界最大級の犯罪組織のボスであるホワイト・デスに依頼され、中国のマフィアから救出した彼の息子・サンと、奪い返した身代金の入ったブリーフケースを、京都まで護送していたのだ。
謎の女子学生 プリンス
犯人の手がかりを掴んだキムラも、同じくゆかり号に乗り込んでいた。
キムラは列車内で自ら犯人と名乗り出る人物に呼び出されるが、そこにいたのは幼い女子学生だったのだ。
彼女の名はプリンスで、その幼い容姿の裏には、ホワイト・デスの殺害を目論む暗殺者だった。
しかし、キムラは人違いだと油断してしまう。
すると、その間にスタンガンで気絶させられてしまう。
列車を降り損ない殺し屋の闘争に巻き込まれるレディバグ
タンジェリンとレモンはブリーフケースを確認するため、列車内の隠し場所へ向かった。
しかし、そこにはブリーフケースの姿はなく、代わりに驚くべき事態が待っていた。
彼らが戦略を練るため座席に戻ると、彼らが救出したはずのサンが息絶えていたのだ。
列車が品川駅に到着し、レディバグはブリーフケースを手に取り列車を降りようとした。
しかし、駅のプラットフォームで待ち構えていたウルフという殺し屋が襲い掛かってきた。
激しい乱闘が始まり、思わぬ事故が発生し、ウルフは命を落とす。
それにより、レディバグは降車を逃し、ブリーフケースをゴミ箱に隠すことにした。
プリンスに翻弄される殺し屋たち
プリンスは渉の病室に殺し屋を差し向け、キムラを脅して自分の思い通りに操っていた。
ブリーフケースを見つけ出したプリンスは、キムラにそのロックを解除させると、ブリーフケースを開き、中に爆弾を仕掛けて再び元の場所に戻したのだ。
一方、タンジェリンとレモンはレディバグを監視していた。
タンジェリンはレディバグの行動を追い、その居場所を突き止める。
激しい戦いの末、レディバグはタンジェリンを列車から外に放り出した。
レモンはキムラとプリンスに遭遇する。
プリンスの巧妙な策略に騙され、レモンはキムラに向けて銃を撃ち、彼をトイレに閉じ込めたのだった。
プリンスはレモンが用済みになると彼を容赦なく撃ってしまったのだ。
殺し屋と戦うレディバグ
レディバグの前に蛇毒使いの暗殺者ホーネットが現れる。
ホーネットはホワイト・デスの息子・サンの暗殺を依頼されて列車に乗り込んでいた。
レディバグとの戦いになったホーネットは武器である毒針をレディバグに奪われてしまう。
すると自分の武器である毒針に刺されたことで死亡してしまった。
列車の中に戻ってきたタンジェリンはトイレの中にいるキムラとその近くで倒れているレモンに気付いた。
タンジェリンはレモンを確認すると彼はすでに死んでいた。
レモンの復讐のために他の車両に向かったタンジェリンはプリンスと遭遇する。
タンジェリンはプリンスの正体を暗殺者だと見抜くが、その車両に入ってきたレディバグと揉み合いの闘いになり命を落とす。
キムラの父 エルダー
米原駅に到着した列車に、キムラの父であるエルダーが姿を現す。
エルダーはレディバグに協力を申し出、キムラの行方を捜し始めた。
驚くべきことに、キムラは生きており、死んだと思われていたレモンも防弾チョッキによって奇跡的に助かっていたのだ。
ホワイト・デスが京都で大量の暗殺者集団を率いて待ち構えていることをエルダーはレディバグ、キムラ、そしてレモンに告げた。
そして、彼らに対し、ただ殺されるか、それとも共に戦うかを問うと、四人は協力して戦うことを決意する。
殺し屋たちの前に現れるホワイト・デス
京都駅に到着した列車で、プリンスが銃を手にホワイト・デスに立ち向かうが、簡単に銃を奪われてしまう。
ホワイト・デスはレディバグを捕らえ、妻の死に関わる殺し屋たちを列車に集め、殺し合わせる計画だったと真実を明かした。
その後、ホワイト・デスがレディバグを殺そうとした時に、ホワイト・デスの部下が開けたブリーフケースが爆発した。
レモンは列車を走らせて暗殺者軍団を撒こうとするが、敵に襲われる。
レモンは敵との戦闘の末、敵を道連れにして列車から飛び降りた。
その後、列車は別の列車と激突する。
一方、生き延びたレディバグはホワイト・デスと対峙するが、ホワイト・デスがプリンスから奪った銃を持ち彼に向ける。
絶体絶命の状況になったレディバグ。
しかし、ホワイト・デスがレディバグに向けて発砲すると、ホワイト・デスの頭が吹き飛んだ。
プリンスが銃に仕掛けた自爆装置で倒れたのだ。
レモンの復讐
レディバグとキムラ、エルダーが合流した直後、プリンスが彼らの前に現れるが、その矢先、プリンスはみかんを積んだトラックに轢かれる。
これは電車から飛び降りた後、生き延びていたレモンの仕業だった。
レモンは相棒タンジェリンの復讐を果たしたのだ。
その後、レディバグは雇い主のマリアと再会したのだった。
映画『ブレット・トレイン』の感想
原作は伊坂幸太郎の「マリアビートル」である。日本の小説家の作品をハリウッド映画にしたと聞いて楽しみだった作品。
大まかなあらすじはブラットピット演じる殺し屋レディバグがある殺し屋の代理として仕事を受け新幹線に乗り込みブリーフケースを盗み次の駅で降りるというミッションを受けたはずが色々な殺し屋に次々と命を狙われて降りるタイミング失い、京都に向かう新幹線の中でアクションが繰り広げられるといった内容である。
内容としても面白くいい意味で想像と違った。
シリアスな感じの内容でアクションが繰り広げられるのかなと思いきや、わりかしコメディタッチで面白かった。
何より海外の人がイメージする日本が実際の日本と似ても似つかないところが面白かった。
海外の人のイメージを全部詰め込んだと言っても過言ではない作品。
刀に着物、そして何より街のネオン。僕ら日本人からしたらこれは日本じゃない!ってなるような感じの風景。
勝手なイメージだがこれ中国っぱいなって感じた。(逆に中国人からしたら日本っぽいんだろう)
日本語の部分もあるのだがなんなら聞き取れないところが多い感じとかも味があってよかった。
ストーリーを見ても楽しめるし日本っぽい背景や風景を見ても楽しめる作品だった。
そして男っぽくワイルドなブラットピットが超カッコ良い。
新幹線内で繰り広げられるアクションも見ていて面白いので気になる方は是非見てほしい。
まとめ
今回は作家・伊坂幸太郎のマリアビートルを原作に製作されたハリウッド映画『ブレット・トレイン』をご紹介してきました!
外国人から見た日本の描かれ方が特徴的な映画でアクションやストーリー以外の部分でも楽しめる作品でした。
深い事を考えることなく誰でも楽しめるので老若男女どんな方にもおすすめです。
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最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の記事でお会いしましょう!
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