今回ご紹介するのは映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』です。
全世界で大ヒットし話題となった映画『クワイエット・プレイス』の続編をご紹介いたします!!
前作のあらすじを振り返りたい方はこちら↓
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の作品情報
作品情報
作品名 | クワイエット・プレイス 破られた沈黙 |
原題 | A Quiet Place Part II |
監督 | ジョン・クランシンスキー |
脚本 | ジョン・クランシンスキー |
出演 | エミリー・ブラント キリアン・マーフィ ミリセント・シモンズ ノア・ジュプ ジャイモン・フンスー ジョン・クランシンスキー |
製作国 | アメリカ |
公開日時 | 2021年6月18日 |
上映時間 | 97分 |
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の登場人物とキャスト
写真 | 役名・キャスト・概要 |
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エヴリン・アボット (エミリー・ブラント) アボット家の母。夫リーの死後、生まれたての赤ちゃんと子供2人を連れて生き延びる方法を探している。 | |
エメット (キリアン・マーフィ) エヴリンたちが怪物から逃げる道中で遭遇する男性。かつてはアボット家と知り合いだった模様。 | |
リーガン・アボット (ミリセント・シモンズ) アボット家の長女。聴覚に障害を持っている。家族を守る為に勇気ある行動を見せる。 | |
マーカス・アボット (ノア・ジュプ) アボット家の長男。父親リーの亡き後、母エヴリンや生まれたばかりの弟を守ろうとする責任感が芽生えている。 | |
島の生存者 (ジャイモン・フンスー) リーガンとエメットが到着した島で生活をしていた住民たちのリーダー。 | |
リー・アボット (ジョン・クランシンスキー) アボット家の父。子供たちを救うために自らが犠牲となって亡くなる。 |
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』のあらすじ
父リーを亡くしたアボット家
2020年、空から飛来した未知の生物によって地球が襲撃され、生き残った人々は文明を放棄し、未知の生物に見つからないように隠れて暮らしていた。
未知の生物は視力がほとんどないものの、驚異的な聴覚を持っていたため、アパラチア山脈の谷に身を潜め、救助を待ちながら生活するアボット一家は音を立てないように工夫を凝らしていた。
飛来から474日が経ったある夜、母親のエヴリンが息子を出産する際に、聴覚障害を持つ娘リーガンの補聴器から発せられる高周波が未知の生物の弱点を露わにし、殺害できることを発見する。
しかし、その際に父親のリーが家族を守るために命を落としてしまった。
前作のあらすじはこちらから↓
未知の生物の到来
時は遡り、未知の生物が到来した1日目。
アボット家は家族でマーカスの野球観戦に来ていた。
マーカスが打席に立つもなかなかヒットが打てない状況が続く。
そんな時、突然、ラジオの音がおかしくなり、空模様も変化した、遠くの空には隕石のような物体が地球に向かって堕ちきているのが見えた。
すると住民は急いで避難を始める。
アボット家も二手に分かれて避難をしなんとか身を隠すことに成功した。
しかし、音に反応する生物たちが次々と襲いかかってきた。
襲われそうになったあと一歩のところで、警察官の助けによってアボット家はなんとか一命を取り留めたのだった。
この先は物語の結末やネタバレを含みますので閲覧には充分ご注意ください!!
安全な場所を求め移動するアボット一家
現代に戻り、父親が亡くなり一夜明けた頃、すでに隠れ家も崩壊し、新たな避難場所を求めてエヴリン、リーガン、マーカス、そして生まれたばかりの息子の4人はニューヨーク方面へと旅立った。
途中、「立ち入り禁止」の看板が掲げられた廃工場で、マーカスが罠に引っかかり足を負傷してしまった。
一家は騒音に引き寄せられた未知の生物に襲われるが、廃工場に潜んでいた男性に助けられ、彼の住む廃工場の地下に案内される。
この男は未知の生物が襲来する前にアボット一家と親しかったエメットだったのだ。
彼は妻と息子を失ったことで人間不信に陥っていた。
エメットの隠れ家で、リーガンはラジオからビヨンド・ザ・シーという曲が流れているのに気付く。
エメットによると、数ヶ月前から音楽が流れ始め、他の生存者の存在を示唆すると同時に、生き残った人々は危険な存在だと警告した。
その夜、リーガンはビヨンド・ザ・シーが海の向こうにいる事を伝えようとしていると悟り、電波を飛ばせる放送局が徒歩1日圏内の港から見える孤島にあるとマーカスに伝えた。
生存者を助ける為に危険な行動をするリーガン
リーガンはラジオを通じて補聴器の高周波を流すことで、生き残った人々を助けられると熱心に説得するが、マーカスは危険すぎると反対した。
翌朝、目を覚ましたマーカスは、リーガンが一人で港を目指して廃工場を出て行ったことに気付いた。
リーガンの不在に気づいたエヴリンは、エメットにリーガンを連れ戻してくれるよう懇願するとエメットはしぶしぶリーガンを連れ戻しに向かった。
するとリーガンが未知の生物に襲われるところに駆けつけ彼女を助けた。
エメットはリーガンを連れて廃工場に戻ろうと説得するもリーガンの決意が固く港へ向かうのを止められず、エメットも同行することになる。
港に到着し、島に渡るための船を探していた2人は、生存していた少女を囮にした強盗たちに捕らわれてしまう。
リーガンが連れ去られそうになる中、エメットはわざと騒音を立てて未知の生物を引き寄せ、駆けつけた生物たちによって強盗たちは壊滅した。
未知の生物たちが襲ってきている中、エメットは咄嗟に水の中に潜り、なんとか危機を回避していたのだった。
その混乱の中で、リーガンとエメットは船を手に入れて島へ向かうことになる。
そこで、未知の生物が泳げないことを知ったのだった。
生存者が住む島に到着したリーガンとエメット
島に上陸したリーガンとエメットは、島に住む生存者たちから温かく迎えられる。
島の住民たちは、未知の生物が襲来した初日に逃げ込んだ人々であり、海を渡れない生物の襲撃を受けずに平和に暮らしていたのだ。
リーガンの補聴器の高周波をラジオで流す作戦に、島民のリーダーは協力を快諾し、リーガンとエメットは島で一夜を過ごすことになる。
その頃、マーカスの負傷の治療薬を探すため一時的に廃工場を離れたエヴリンだったが、彼女の不在中に廃工場は未知の生物に襲撃され、マーカスと赤ん坊は危機に直面していた。
マーカスが赤ん坊を連れシェルターの中に逃げ込むも鍵がかかってしまい、内側から開けることのできない状況になってしまったのだ。
中の酸素量が少なくなり、息が続かなくなったマーカスは赤ん坊がしていた酸素ボンベを交代で使用してなんとか生き延びていた。
駆けつけたエヴリンは酸素タンクを使った爆破を起こし、彼女もシェルターへ避難する。
シャエルターの中に新たな酸素ボンベを持ち込み、エヴリン、マーカス、赤ん坊の3人で交代で使用することで未知の生物から身を守りながらなんとか生き延びていたのだった。
島に未知の生物が上陸する
翌日、島の海岸を歩いていたエメットは、港で見かけた船が島の海岸に漂着しているのを発見する。
彼の嫌な予感は的中し、未知の生物が船を使って島に上陸してしまっていたのだった。
急いで集落に戻ったエメットが目にしたのは、未知の生物による虐殺の光景だった。
エメットとリーダー、そしてリーガンは車のクラクションで未知の生物を誘引しつつ、ラジオの放送局へ向かう。
しかし、放送局の入口でリーダーは未知の生物に殺されてしまい、エメットとリーガンは急いで放送室へと向かった。
一方、マーカスはラジオを聴き続けて状況を把握していた。
しかし、エヴリンがシェルターの外に出たことで未知の生物にシェルターの存在が知られてしまい、エヴリンが攻撃されて負傷してしまう。
放送室へ急ぐリーガンは、放送室の扉を開ける際に出た音で未知の生物に気付かれるが、彼女を守るためにエメットが身代わりとなり、脚を負傷してしまう。
リーガンの行動が実を結ぶ
続けてエメットは未知の生物にとどめを刺されそうになったが、リーガンが補聴器の高周波を鳴らすことで未知の生物の動きが止まり、苦しみ始めた。
さらに、リーガンは補聴器をラジオのマイクに近づけ、その音を放送室外のスピーカーから大音量で流した。
この音はシェルター内で生物に襲われていたマーカスのラジオにも届き、彼の前の生物も苦しみ始めた。
リーガンは未知の生物に近づき、鉄パイプで頭を貫いて殺害した。
一方、マーカスも同じようにエヴリンの拳銃で生物の頭を撃ち抜いて仕留めたのだった。
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の感想
映画の冒頭は、前作のラストシーンからそのまま続く形でスタートする。
前作、アボット家の大黒柱であったリーが犠牲となり、彼に守られていたエヴリンが子供たちを守る立場へと代わり力強く奮闘する姿が描かれていた。
エヴリンだけでなく、リーガンの責任感がさらに増したり、マーカスが弟を守るという兄としての自覚などが生まれ、子供たちの成長も作品を通して感じることができる。
今作の一番の魅力はやはり、音を立てては行けない世界にいるかのような臨場感を感じることだろう。
作品を通じてそもそも音が少ない上、音を立てると怪物が襲ってくるという状況から、鑑賞しているこちらとしてもかなりの緊張感があった。
それに加え、前作との大きな違いが生存者との遭遇である。
前作にも生存者と出会うことはあったが、明らかに敵な見た目だった。
なのでそこまで生存者との関係性にフォーカスされることはなかったが、今回は敵なのか味方なのか分からない生存者たちが続々と登場する。
共闘するべき仲間なのか?、はたまた身の回りの物を奪っていく敵なのか?と怪物以外の敵に遭遇するのではないかというハラハラ感も感じることができた。
さらに、前作では明かされていなかった、音を立てられない世界になった背景が描かれている。
そのため、前作でそこまでハマれなかった人も2作目を鑑賞することでSF映画的な視点でも楽しむことができるのではないかと感じた。
エヴリンたち一家が今後どうなっていくのか更に気になる展開で物語が終わっているので続編を期待したい。
まとめ
今回は映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』をご紹介してきました!
世界中で大ヒットし、シリーズ化された作品で続編も現在公開中です。
前作と同様、セリフの数は少なく、観客まで静寂を意識するような作品になっており、夏の鑑賞にピッタリです。
さらに、生存者が敵か味方かわからない状況も加わり、前作以上にハラハラ感が味わえる作品になっております。
映画『クワイエット・プレイス』のあらすじやネタバレを知りたい方はこちらから↓
最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の記事でお会いしましょう!
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