今回ご紹介する映画は2023年9月1日公開のディズニー最新作『ホーンテッドマンション』です。
この記事ではディズニーランドで絶大な人気を誇るホーンテッドマンションを実写映画化した2023年公開の映画『ホーンテッドマンション』を鑑賞しての感想とあらすじをまとめていきます。
ホーンテッドマンションは実は2003年公開の同名の映画が存在しており今作はリメイク映画となっている。新作と旧作の違いについて知りたい方は下記、記事を是非ご覧ください!
簡単に新旧2作の映画を比較しております。
『ホーンテッドマンション』の作品情報
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作品情報
作品名 | ホーンテッドマンション |
原題 | Haunted Mansion |
監督 | ジャスティン・シミエン |
脚本 | ケイティ・ディポルド |
出演 | ラキース・スタンフィールド ティファニー・ハディッシュ オーウェン・ウィルソン ダニー・デビート ロザリオ・ドーソン チェイス・ディロン |
製作国 | アメリカ |
公開日時 | 2023年9月1日 |
上映時間 | 122分 |
『ホーンテッドマンション』のキャラクターとキャスト
今作を語るのに欠かせないキャラクターたちをご紹介
写真 | 役名・キャスト・概要 |
---|---|
ベン (ラキース・スタンフィールド) 超常現象の専門家。以前は宇宙研究の学者だった。ケントからの依頼で館の調査をする。 | |
ケント (オーウェン・ウィルソン) お金稼ぎが目的の神父。遊び心があり魅力的で憎めない性格。 | |
ハリエット (ティファニー・ハディッシュ) 胡散臭い風貌の霊媒師。 | |
ブルース (ダニー・デビート) 幽霊研究に熱心な歴史学者。 | |
ギャビー (ロザリオ・ドーソン) 医師でシングルマザー。 ニューオリンズの奥地で新たな生活を始める。 | |
トラヴィス (チェイス・ディロン) ギャビーの息子。 |
『ホーンテッドマンション』のあらすじ
心霊ガイドをする男 ベン
宇宙科学の研究者だったベンは新年を祝うパーティーで心霊スポットのツアーガイドをするアリッサと出会い恋人関係になる。時は流れ、目が覚めたベンはバーのカウンターにいた。
彼は店主から客が来ていると伝えられ酔っ払った状態で店の外に出る。彼はニューオリンズで幽霊屋敷を巡るツアーガイドとなっていたのだ。ツアーガイドをしている中で幽霊の存在についての質問があっても存在しないものだと否定的な意見を述べていた。
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そんな彼の家に1人の男が現れる。男はケントという名前の神父であった。ケントはベンに対してある幽霊が出るという屋敷に行って写真をとってくるだけで大金が貰える儲け話があると伝える。
以前、ベンが制作した幽霊を映し出すカメラに目をつけたケントはそのカメラで写真をとるだけの簡単な仕事だと伝えるがベンは断る。しかし、ケントは諦めず「ヒーローにならないか?」と言い説得をする。
ホーンテッドマンションに訪れる
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ベンは適当に写真を撮って帰ろうと問題の屋敷に訪れる。
仕事の依頼主はギャビーという女性だった。彼女は元々医者をしており現在はシングルマザーで息子のトラヴィスと共にニューオリンズに引っ越してきていた。
彼女と息子のトラヴィスは屋敷で起こる怪奇現象の数々に悩まされていた。
ベンに幽霊達の写真を撮ってもらおうと家に招き入れるも彼は電池切れのカメラで写真を撮ったふりをして「幽霊は単なる思い込みによるものだ」と言いすぐに帰ってしまう。
ホーンテッドマンションから取り憑いてきた幽霊
家に帰りテレビを見ていると彼の周りで奇妙な現象の数々が起きる。
彼はカメラのバッテリーを入れ幽霊を必死に写真に収めようとする。そこには本当に幽霊が写っており彼の家を水浸しにして屋敷に戻れと告げる。
ベンは急いでホーンテッドマンションに戻ることに。
屋敷に戻ると彼の帰りを待つギャビーとトラヴィス、そしてケントがいた。
彼は屋敷に幽霊が本当にいることを知っていながらベンを巻き込んでいたのだ。
胡散臭い霊媒師、心霊好きの歴史学者がホーンテッドマンションに来る
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彼らは協力して屋敷の秘密を明かそうと霊媒師のハリエットの元へ訪れ協力を以来する。屋敷に着いたハリエットは胡散臭い雰囲気がありながらも積極的に協力をしてくれる。
屋敷の歴史や過去を知るために新たに協力を要請しようと以前、心霊についての論文を発表していたブルースの元にベンとケントは訪れる。彼にホーンテッドマンションの写真を見せると、ずっと行ってみたかった屋敷だと大興奮する。ブルースはその屋敷の歴史や構造などについて研究をしており様々な資料を持っていた。
協力を頼もうとするがブルースは心臓に病気があることが発覚し、2人は彼を連れて行くことを断念し、資料だけ奪って屋敷に戻ることにする。
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屋敷に戻り資料を見ていると車に乗って後をつけてきていたブルースが屋敷の前に現れる。彼が持っていた屋敷の地図から隠された降霊室を発見する。
降霊室で霊媒師のハリエットが儀式を行うとペンが勝手に動きマダム・レオタに聞けと紙に記される。
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マダム・レオタの霊を探していると、とある水晶が入った箱を屋根裏部屋で見つける。確認すると中にはマダム・レオタの姿が。
マダム・レオタによると幽霊たちを脅かしているハットボックス・ゴーストの遺品を持ってくれば彼を封印できるという。
ハットボックス・ゴーストの持ち物を探す
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彼らはベンが一度見たハットボックス・ゴーストの記憶を頼り遺品を探すことに。
警察にいき似顔絵を作成してもらうとある人物が浮かび上がる。その人物の家は現在も存在しており屋敷を巡るツアーが行われていた。
そのツアーに参加することになったベン、ケント、トラヴィスは屋敷でハットボックス・ゴーストのものと見られる帽子を発見し、ホーンテッドマンションに戻ってくる。
ホーンテッドマンションに戻ると屋敷で死者が出ると言われていた満月の夜になっていた。
ベンはトラヴィスを車に残し、ケントと共に屋敷の中に戻る。トラヴィスは父親と話すと行って車に残った。
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彼らがホーンテッドマンションに戻るとハリエットとギャビーの姿はなくブルースが迎え入れる。
様子がおかしいブルースだったが実はハットボックス・ゴーストに体を乗っ取られてしまっていた。一方その頃、ベンは囚われていたハリエットとギャビーを見つけ出し解放する。
トラヴィスの居場所を聞かれたベンは車で父親と話しているとギャビーに伝えると、ギャビーはトラヴィスの父親はすでに死んでいるとベンに伝える。
危険を察知した2人はすぐに屋敷の外にでてトラヴィスを救おうとするが屋敷の扉が全て閉められ外に出ることができない。
ベンに助けられたトラヴィス
ベンは幽霊に案内され抜け道からトラヴィスの元に駆けつけることに成功する。しかし、すでにトラヴィスには父親の声を真似たハットボックス・ゴーストが話かけていた。
こっちに来いというベンに対して父親の元にいくというトラヴィスだったがベンの強い訴えによってなんとか危機を免れる。
しかし、その場にはみずが押し寄せワニが現れることに。壁にかかった飾り物に掴まった2人だったがみるみるうちに天井が伸びていく。
ハットボックス・ゴーストとの戦い
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天井から外に出られることに気付いた2人はなんとかして危機を逃れ外に出ることができた。
外にでるとそこにはハットボックス・ゴーストの姿がある。彼はベンに1000人目に志願すれば愛するアリッサの元に行けると言う。するとベンは親子の命を奪わないという約束であれば志願をすると伝える。
その頃、屋敷の中ではハットボックス・ゴーストの持ち物として持ってきていた帽子が暖炉の火で燃やされてしまったり幽霊が大量に発生し追い回されたりしていた。
ハリエットはマダム・レオタの封印を解きベンの元へ合流する。幽霊たちに押される状況の中、ケントが味方につけた幽霊たちで対抗し帽子の端切れを使ってハリエットが呪文を唱えるとハットボックス・ゴーストはあの世に戻り彼らはホーンテッドマンションから解放される。
幽霊のウィンク
日常に戻ったベンは家の前にいつもいて家に入ろうとしている猫を見る。すると猫の首には愛する妻が大好きだったテイタートッツと名付けられた名札がついていた。ベンは彼女がどこかで見守ってくれている幽霊のウィンクだと感じた。
ハロウィーンになりホーンテッドマンションをベンが訪れるとギャビーとトラヴィスが迎え入れる。彼らの家にはケント、ハリッサ、ブルースがすでに来ておりパーティーの準備をしていた。彼らはホーンテッドマンションに住み着いた幽霊たちと共にパーティーを楽しんだ。
『ホーンテッドマンション』の感想、解説
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ディズニーランドで人気のアトラクションであるホーンテッドマンションを映画化した今作はアトラクション好きは勿論、初見の方でも楽しめる内容になっていると感じた。
アトラクションを映画化した作品ということだけあって、見覚えのあるシーンが何度も出てきてワクワクした。なんとなく見たことあるなというシーンがストーリーの中に自然に組み込まれておりテーマパークに行ったことがある人はものすごく楽しめると思う。
「アトラクションも乗ったことないし、ディズニーも全く興味ないけど大丈夫かな?」と思っている人でも安心して楽しめる要素がいくつも用意されていた。
今作の1番の魅力と言えるのがストーリーである。アトラクションの世界を再現しようとして内容が無い映画になのではないか?という心配が個人的にはあったのだがストーリーもしっかり作り込まれていた。
全く違う特徴を持った人達がホーンテッドマンションに集まり一同が協力し合うストーリーは魅力的な物だった。また、主人公のベンやトラヴィスには過去に大きな傷を負った経験があり、その負の感情に流されそうになるも克服し前を向いて進んで行こうとする姿は心を打つものがあった。
特に、愛する妻を失ったベンの物語は感動した。妻のアリッサの事を想い幽霊屋敷のツアーガイドをしていたベンの姿は健気だった。
ストーリーの魅力に加え、ホラー的な要素とコメディ的な要素も楽しむことができる。
突然現れる幽霊たちに驚いたり、個性の強いキャラクターが多く彼らの掛け合いにクスッと笑える。ストーリーを考えずとも無心で楽しめるという部分も良かった。
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個人的に好きだったシーンはベンが幽体離脱をして1人で屋敷を回っている時にろうそくの姿をしたゴースト。可愛らしい見た目とハットボックス・ゴーストにビビる姿がとても可愛らしかった。
また、歴史学者であるブルースの少しズレた視点で空気が読めない性格がホーンテッドマンションに集まった彼らの雰囲気を和ませると共に見ている我々に笑いを提供してくれていた。画面上に彼が現れるだけで面白いシーンが来るんだろうと身構えるほどいいキャラクターだった。
マダム・レオタに会いにいったシーンも面白かったシーンの1つである。映画の宣伝でも使われているあのシーンは実際に見ても面白かった。
『ホーンテッドマンション』ラストシーンの意味とは?
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ラストにある家の前に来る猫のシーンについての個人的な考察をしていきたい。
まずは、あのシーンの概要をまとめる。
映画冒頭にケントが家の中に連れて入ろうとした猫がいた。
ケントは猫が家の中に入ろうとしていたのでベンが飼っているのかと思ったと言うと飼っている訳ではないとベンは言った。
その後、ラストシーンで再度登場し、ベンが首についているペンダントを見ると亡くなった愛する彼女が大好きだったジャンクフードのテイタートッツと書かれた名札がついていた。
この状況から考えるに、何かしらの彼女からのメッセージであることは間違いない。今作で表現される幽霊のウィンクだろう。しかし、単純に近くで見守っているといったメッセージだけではないと私は感じた。
個人的な見解で言うと、あの猫こそアリッサの生まれ変わりなのではないかと思う。家に入ろうとしていたのは彼のことを近くで見守りたい気持ちがあったからなのではないだろうか。
これはあくまでも予想なので実際のところは分からないが大いに可能性がある話だと私は考える。
鑑賞者にその後を想像させる映画の作りはお見事だった。
「テイタートッツって何??」って鑑賞中思った人も多いのではないでしょうか?
そんな方はこちらの記事をご覧ください!
テイタートッツについて調べました!
まとめ
驚いて、笑って、少し感動できる作品だった。ディズニーランドの世界観を感じることができ、今すぐにディズニーに行ってホーンテッドマンションのアトラクションに乗りたくなる映画だった。
ストーリー性も十分あったので満足いく内容の作品。
映画『ホーンテッドマンション』の新作と旧作の違いを詳しく知りたい方は下記、記事で違いを徹底比較しておりますので是非ご覧ください!!
最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の記事でお会いしましょう!
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