映画『スパイダーマン スパイダーバース』の感想（ネタバレ）とあらすじをご紹介！斬新で革新的なアニメーション作品⁉︎

映画『スパイダーマン スパイダーバース』の作品情報

作品情報

作品名	スパイダーマン スパイダーバース
原題	Spider-Man Into the Spider-Verse
監督	ボブ・ペルシケッティ ピーター・ラムジー ロドニー・ロスマン
脚本	フィル・ロード ロドニー・ロスマン
出演	シャメイク・ムーア ヘイリー・スタインフェルド ジェイク・ジョンソン ブライアン・タイリー・ヘンリー マハーシャラ・アリ リリー・トムリン
製作国	アメリカ
公開日時	2019年3月8日
上映時間	117分

 

映画『スパイダーマン スパイダーバース』の登場人物とキャスト

写真	役名・キャスト・概要
	マイルス・モラレス / スパイダーマン （シャメイク・ムーア） 名門私立校に通う中学生ながらスパイダーマン。スパイダーマンが亡くなった世界で新米として奮闘する。
	グウェン・ステイシー / スパイダー・グウェン （ヘイリー・スタインフェルド） マイルスのいる次元に引き込まれてしまう。スパイダーマンとして実力不足のマイルスを颯爽と手助けする。
	スパイダーマン・ノワール （ニコラス・ケイジ） モノクロの世界からやってきたスパイダーマン。最大の敵はナチス。
	ピーター・B・パーカー / スパイダーマン （ジェイク・ジョンソン） マイルスの師匠的な存在でパワーの使い方を伝授する。かつての姿はなく中肉中背のおじさんとなってしまった。
	スパイダー・ハム （ジョン・モラニー） 元々は蜘蛛で後天的に豚の能力を得たという特殊な経歴のスパイダーマン。
	ペニー・パーカー （キミコ・グレン） 父親から受け継いだパワードスーツを装着して街の平和のために戦う日系のアメリカ人。14歳である。
	キングピン （リーブ・シュレイバー） ニューヨークの裏社会を仕切る凶悪なボス。家族を失った過去があり家族の為に加速器の開発をしている。
	プラウラー （マハーシャラ・アリ） キングピンの手先としてマイルスを狙う殺し屋。

映画『スパイダーマン スパイダーバース』のあらすじ

中学生マイルス・モラレス

10年間、特殊なクモに噛まれて以来、ピーター・パーカーはスパイダーマンとしての生活を送っていた。

一方、中学生のマイルス・モラレスは、警察官の父の方針で寮制の進学校に転校させられ、友達もできず馴染めない日々を送っていた。

毎日の勉強に疲れたマイルスは、わざとテストで悪い点を取って退学しようと試みるが、教師に見抜かれて咎められる。

ある日の授業で遅刻したマイルスに教師が嫌味を言うとマイルスはジョークで返した。

すると、マイルスと同じ時期に転校してきたグウェンという女の子だけが彼の冗談に笑ってくれた。

クモに噛まれたマイルス

宿題に疲れたマイルスは、仲の良い独身の叔父であるアーロンの家に向かった。

叔父のアーロンにグウェンのことを相談すると、「よお！っていって自然に肩を触ればいいんだよ」とアドバイスをもらう。

アーロンは自由奔放に生きており、家族からは疎まれていたが、マイルスはそんな叔父のことが大好きだった。

叔父はマイルスのために、地下鉄の線路の奥にある秘密のスペースに連れて行ってくれる。

そこで、スプレーを使って壁に絵を描いていると、突然変な色をした蜘蛛が飛びついてきて、マイルスを噛みついた。

マイルスはすぐに蜘蛛を叩き潰したが、翌朝から体に異変が起こる。

体に異変が起こるマイルス

マイルスは着ていた服がきつく感じ、周りの音がいつもより鮮明に聞こえ、手が突然色んなものにくっついてしまうようになっていた。

それでも、なんとか普段通り過ごしていたマイルスは、叔父アーロンのアドバイスに従って、グウェンの肩を押そうとした際、彼女の髪に手がくっついてしまう。

焦ったマイルスはグウェンの髪から手を離す為に彼女の髪を切ってしまい、変な髪型になってしまう。

それによって気まずい雰囲気になってしまったマイルスは、学校を飛び出そうとする。

警備員に追われながらもなんとか窓から脱出すると、驚くべきことに、マイルスの足は建物の外壁にくっつくようになっていた。

マイルスはスパイダーマンの漫画を読んでいた為、自身の経験がスパイダーマンの経験と酷似していることに気付いたのだった。

スパイダーマンが亡くなる

スパイダーマンが2人いる訳がないと思ったマイルスは刺されたクモを見るために地下鉄の奥の秘密のスペースに向かう。

地下鉄で蜘蛛の死骸を見つけたマイルスがそれを見ていると、地下から大きな音が聞こえる。

そこではスパイダーマンがグリーンゴブリンとの戦いに巻き込まれており、街の犯罪組織のボスであるキングピンがグリーンゴブリンに指示をしていたのだった。

キングピンの目的は装置を使用して異次元への道を開こうとしていることだった。

地下にいたマイルスも戦いに巻き込まれるがスパイダーマンによって助けられる。

装置の誤作動により異次元への扉が開き、地上では地震が起こる。

吹き飛ばされたスパイダーマンは瓦礫に挟まれ身動きが取れない状況になるとマイルスにUSBを託した。

その後スパイダーマンはキングピンに殺されてしまう。

マイルスはキングピンの手下プラウラーに追われながらも逃げ切り、自宅に戻る。

マイルスが家に帰り父親にスパイダーマンのことを尋ねると、警察官である父親は自警団気取りのスパイダーマンを好きではないと答えたのだった。

地震事故でスパイダーマンが亡くなったというニュースが流れると、NYは悲しみに包まれる。

スパイダーマンの正体が明かされる

スパイダーマンの死後、彼の正体がピーター・パーカーであると明かされ、彼の妻MJや叔母のメイがニュースに出ていた。

ニュースを見たマイルスは、グッズ屋でスパイダーマンのコスプレを手に取る。

マイルスはサイズが合わないかもしれないと店主に言うと、店主から「いずれ合うようになるさ」と励まされる。

追悼式でMJが「私たちは一人一人がスパイダーマンなのです」と語っているのを大勢の人々がスパイダースーツを着て聞いていた。

マイルスは新たなスパイダーマンになることを決意し、特訓を始めるが、ビルからビルへの飛び移りに失敗し、ピーターから預かったUSBを壊してしまう。

別次元から現れたピーター

マイルスがピーター・パーカーの墓に謝りに来た夜、突然何者かに肩を掴まれる。

それは別の世界のスパイダーマン、ピーター・B・パーカーだった。

彼はMJと離婚し、家族との別れや貧困に苦しむさえないスパイダーマンだった。

マイルスはピーターに協力を求めると彼は最初は難色を示していたが仕方なくマイルスのコーチとして特訓をしてキングピンの研究所に忍び込むことに協力することとなった。

マイルスとピーターの目的は、組織の研究データを盗み出し壊れたUSBをまた作ることだった。

マイルスは木から木へ飛び移ることすらまともにできなかったが、代わりに手から電気を出したり透明になる能力があることを発見した。

スパイダー・グウェン

研究所に忍び込みピーターがPCの近くに到達すると、組織の科学者の女性に発見されてしまう。

敵のヴィランであるドクター・オクトバスが登場し、彼女は6本の機械のアームを自在に操っていた。

マイルスとピーターは攻撃するドクター・オクトパスから逃げていると、白いスーツを着たスパイダーマンが現れ、2人を救う。

その正体はマイルスと同じ学校にいたグウェンであり、彼女も異次元からやってきたヒーロー、スパイダー・グウェンだったのだ。

彼女は特殊な直観力を持ち、マイルスがスパイダーマンになる過程を目撃していたのだ。

別次元から集結したスパイダーマン

キングピンはスパイダーマンたちを始末するよう命じた。

彼はスパイダーマンと戦ったことで家族との交流を断たれた過去があったのだ。

彼は再び家族に会うために異次元を開こうと計画していた。

一方、マイルスたちは状況を打開するためにメイ叔母さんの家を訪れる。

メイ叔母さんは、別次元のピーターを見ると亡くなったはずのピーターが生きていると驚くが、すぐに別次元のピーターであることを理解した。

メイ叔母さんは彼らを亡くなったピーターの倉庫に案内した。

そこには多くのスパイダースーツと3人の別次元のスパイダーマンが待っていたのだった。

1933年の白黒の世界からやってきたスパイダーマン・ノワール、遥か未来からやってきたスパイダーマン型ロボを操る女子高生のペニー・パーカー。

そして、動物が喋るカートゥーンの世界からやってきた豚のスパイダー・ハムが待っていたのだ。

彼らは環境が変化してしまったことによって細胞が死滅に向かっているため、元の世界に戻るために試行錯誤していた。

キングピンが使用していた装置を起動させそれぞれのバースにスパイダーマンが帰った後に誰かが装置を停止しなければいけないという問題が発覚する。

マイルスは、装置を停止させる役割に立候補しますが、経験が不足しているため周りに反対された。

彼は自分の能力を使いこなせず、落ち込んだまま叔父アーロンの部屋に向かいますが、叔父は不在だった。

叔父アーロンの隠された秘密

マイルスが叔父の部屋で彼を待っていると、部屋に突然プラウラーが入ってくる。

プラウラーはキングピンと電話で、自分がガキのスパイダーマンを始末すると言いマスクを外すと、その正体は叔父のアーロンだったのだ。

アーロンの正体を知ったマイルスはショックを受けながらメイ叔母さんの家に帰る。

マイルスは叔父アーロンの正体をスパイダーマンたちに明かし、その後、プラウラーを含むヴィランたちが襲撃してくる。

戦いの中、マイルスは手を出せずに逃げると屋根でプラウダーに追い詰められる。

しかし、マイルスが覆面を外してスパイダーマンであることを明かすと、プラウラーは彼を見逃そうとした。

しかし、アーロンはキングピンによって撃たれ倒れてしまった。

路地裏で叔父を連れて逃げるマイルス。

叔父は彼に誇りに思うようにと伝え、息を引き取る。

そこに、警察官であるマイルスの父親が現れ、再び覆面をかぶって逃げるマイルス。

父親は弟をスパイダーマンに殺されたと思い、怒りに震える。

スパイダーマンとしての自覚が芽生えるマイルス

寮に戻ったマイルスの元に他のスパイダーマンたちが集まる。

アーロンを失い落ち込んでいたマイルスを見たスパイダーマンたちは、それぞれが失った大切な人について打ち明けた。

彼らもマイルスと同じようにスパイダーマンとしての活動を始める際に大切な人を亡くしてしまった過去があったのだ。

もう行かなければとスパイダーマンたちが窓から出ていく中、ピーターはその場に残りマイルスを椅子に縛り付けた。

ピーターはこの世界に残り装置を止めることを決意していたのだ。

マイルスは反抗し、スパイダーマンになりたいと訴えると、ピーターはなれるかわからないが信じて飛ぶんだと言ってその場を立ち去った。

その後、マイルスの父が現れ、アーロンの死と自分の選択を謝罪し、マイルスに自分の道を選ぶよう告げた。

それを聞いたマイルスは自分の意志で電気を発して糸を断ち切り、メイ叔母さんの家に向かう。

メイ叔母さんから亡きピーターのスーツを受け取ったマイルスは赤と黒でスーツをペイントし、それを着て出発したのだった。

加速器を動かして元の次元に戻ろうとするスパイダーマン

5人のスパイダーマンはキングピンの研究所でヴィランたちと戦っていた。

マイルスが透明化能力を使いピーターが手こずっていたドッグオクを倒す。

他のヴィランも倒した後、彼らはマイルスに装置の制御を任せ、それぞれの次元に戻る。

ピーターは「俺も信じて飛ぶよ」と言い残し帰っていった。

計画を邪魔されたキングピンはマイルスに襲いかかかる。

するとマイルスの父が現れ、戦っている2人の姿を目撃し応援を要請した。

キングピンは嵐の中に別次元にいる妻子を見つけるが、彼女たちは暴力を振るうキングピンを見て逃げ去る。

絶望したキングピンはマイルスを捕まえ殺そうとした。

マイルスはアーロンの励ましを思い出し、キングピンを倒すために行動した。

キングピンの肩を「よお」と言って掴むと高圧電流を流した。

マイルスは高圧電流を流し、装置を停止させると、その後、父に今の学校に通い続けると言ったのだった。

2代目スパイダーマンの誕生

そしてスパイダーマンの姿で父の前に現れたマイルスは、スパイダーマンとしての決意を告げ、父は彼を受け入れます。

マイルスは父に再び一緒に戦おうと約束し、キングピンを捕まえた。

マイルスは2代目スパイダーマンとして活動を開始していた。

他の次元のスパイダーマンも活動しており、ピーターはMJに花束を持って謝罪した。

ある日、マイルスはグウェンの声を脳内で聞こえてくると彼は笑みを浮かべたのだった。

映画『スパイダーマン スパイダーバース』の感想

革新的なアニメーション映画と言っても過言ではない。

これまでの日本アニメや海外アニメとも違うような斬新な映像表現が特徴的で、素材、質感に固執せずやりたいことをやりまくってるような印象を受けた。

それが斬新で観客を飽きさせない映像が出来上がっていると感じる。

近年CGで作られたアニメーション映画が多い中でCG部分もありつつ、手書きでの表現もふんだんに使用しておりどちらかに合わせるよりもどちらの質感も行ったり来たりしているので飽きなかった。

音楽のかかるタイミングや選曲も最高級で映像と音楽が相まってセンスの良い映画に仕上がっている。

スパイダーマンが1人だけでなく、たくさん出てくるという部分もファンにとってはかなり嬉しい部分であると感じた。

別のバースのスパイダーマンたちはこれまで観客が見てきたスパイダーマンとは180度違ったキャラクターもいれば、あのピーター・パーカーもいて色々と想像するだけでも楽しい。

今後も続編で多数のスパイダーマンが登場してくると考えるとかなりワクワクする。

スパイダーマンになりたてで初心なマイルスが仲間と協力して成長していくストーリーは面白かった。

続編はまだまだありそうなので引き続き追っていきたいシリーズだ。

まとめ

今回は、映画『スパイダーマン スパイダーバース』をご紹介してきました！

大ヒットし続編も公開されているスパイダーバースシリーズを語るには外せない作品です。

ぜひ、続編も鑑賞して今後公開される新作映画に備えましょう！

続編映画の『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』のあらすじと感想はこちらから↓