ディズニープリンセスは子供に悪影響だからやめるべき?本当に映画がジェンダー教育に影響を与えるのか?

コラム
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シスネ編集長
シスネ編集長

子供にディズニー映画をみせて大丈夫なの?ジェンダー教育的に悪影響があるのでは?

そんな疑問を持つ方も多いと思います。

この記事ではディスニープリンセスが子供のジェンダー教育に与える影響について詳しく解説していきます!

ディズニープリンセス
Disney

ディズニープリンセスは、ディズニーのアニメーション映画に登場する特別なキャラクターたちを指す。

シンデレラ、白雪姫、アリエルなど、彼女たちは多くの子供たちの心を魅了し、愛されている。

しかし、ディズニープリンセスたちが子供たちにどのような影響を与えるのか、その効果については様々な意見がある。

本記事では、ディズニープリンセスが子供たちに与える影響について深く考察し、肯定的な要素と懸念事項を探る。

ディズニープリンセスが子供に与える肯定的な影響

優れたモデルの提供

モアナ
Disney

ディズニープリンセスは、様々な性格や背景を持つ女性キャラクターを主人公に起用し、子供たちに多様性と異なる背景があっても成功できるということを教えてくれる。

これは子供たちに対し、人種、文化、経験に関わらず、誰もが自分らしく輝けることを示唆していると言える。

冒険心と夢へのインスピレーション

ディズニープリンセスたちは、大胆な冒険に挑戦し、夢を追求する姿勢を示しているとも言えるのではないか?

これは子供たちに、自分の夢を追求し、困難に立ち向かう勇気を持つことの重要性を教えてくれるものである。

アリエルが海から陸へ、ベルが禁断の城へ、シンデレラが夢を追い求める姿勢は、子供たちに希望と決意を与えていると考えられる。

良心と友情の重要性

アナとエルサ
Disney

ディズニープリンセスたちはしばしば道徳的なジレンマに直面し、友情や家族の価値を強調しています。

これは特にアナと雪の女王に代表される。アナとエルサの2人のように姉妹の絆を重要視しており子供達がこの2人を見る事で家族や兄弟への関わり方を学ぶことにつながるのではないかと考えられる。

これらのストーリーは子供たちに、良心を持ち、他人とのつながりを大切にする重要性を伝えていると言える。

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ディズニープリンセスが子供に与える悪影響

ステレオタイプの強化

シンデレラ
Disney

一部の批評家は、ディズニープリンセスたちが伝統的な性別役割や美の規範を強調していると指摘してている。

例えば、シンデレラは王子との結婚を目指し、アリエルは美しさのために声を捧げました。

困難があっても王子様のような人が迎えにきてくれると受け身な人生を歩んでしまうという懸念点やアリエルのように男性の為に自分の声を捧げるというのはおかしな話である。

過去のディズニー作品では女性が男性に捧げるという構造が出来上がってしまっており子供に対して悪影響を与えるのではないかと言われている。

また、映画『アナと雪の女王』でアナの声を担当した女優のクリスティン・ベルは白雪姫の描かれ方に疑問を抱いているという。

キスをされる白雪姫
Disney

彼女はディズニーの代表作である白雪姫を子供達に読み聞かせる際には「王子が白雪姫の許可なくキスをするのはおかしいと思わない?」と問いかけるそう。

冷静に考えればこれはおかしな話であることは誰もが簡単にわかることである。

寝ている他人にキスをするなんて犯罪行為だ。

これらの映画を見せることで子供たちが王子に憧れ大人になったらカッコいい王子様が助けにきてくれるという受け身の考え方に陥りかねない。

さらに『眠れる森の美女』の口付けシーンもレイプの助長であると話題に上がっている。

これらの描写が、子供たちにステレオタイプを強化する可能性があると懸念されている。

無現実的な体型

魔法によってドレスに変身するシンデレラ
Disney

シンデレラや『美女と野獣』のベルなどのようにディズニープリンセスたちはしばしば細身で美しい体型を持っている。

これが子供たちに現実との乖離感を与える可能性がある。

ディズニー映画やアニメーションを見た時に、子供がその体型が素敵なものだと感じ無理な体型維持や食事制限をしたがる可能性や自分の体型に対しての悩みを抱えてしまう可能性もある。

物語の単純化

オーロラ
Disney

ディズニーアニメーションはしばしば物語を単純化し、ハッピーエンドに収束させます。これは現実世界とは異なり、子供たちに複雑さや挫折を伝えない可能性がある。

また、困難なことがあった時に決まって王子様が助けに来てくれるという構造は子供に悪影響を与える可能性があるのではないだろうか。

一部のディズニープリンセスは強力な特性を持っていますが、多くの場合、彼女たちは救いを待ち望む女性として描かれる。

これが子供たちに、女性は他人に救われる存在であるというイメージを植え付ける可能性がある。

もっと強力な女性キャラクターやリーダーシップの描写が必要なのではないだろうか。

ジェンダー多様性の不足

ディズニープリンセスの物語には、伝統的なジェンダー役割に合致するキャラクターが主要に登場する。

しかし、ジェンダー多様性を反映したキャラクターが不足していると言える。

子供たちは異なるジェンダーのキャラクターにも共感し、多様性を受け入れる力を養う必要があり親は多様な映画を見せておく必要があるのではないか。

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ディズニープリンセスが子供の自己認識に与える影響は?

ベル
Disney

アメリカ、カリフォルニア大学デービス校のジェーン・ショークロフト氏による新たな研究が2023年8月24日に「Psychology of Popular Media」にて掲載された。

この研究では320人の3歳半から4歳の子供とその保護者によって実施され、お気に入りのプリンセスによって自分の体型に対する評価について調べたものである。

その上で、プリンセスを体型別に分類して分析すると平均的な体型のプリンセスをお気に入りとして挙げた子供が1年後の自分の体型に対する満足度や評価が高いことがわかった。

また、ジェンダーに関わらず様々な遊びにオープンであり男の子らしい遊び、女の子らしい遊びのどちらも積極的に参加することが確認されたそう。

これにはプリンセスごっこをする頻度が関係しており、頻度が高ければ高いほどこの傾向は強くなった。

一方、痩せ型のプリンセスを好んでいる事によってボディ・イメージやジェンダーに影響を与えていないこともわかった。

これらの事により、お気に入りのプリンセスが痩せ型のプリンセスだからといって自己認識に対して悪影響を与えていることはないと言える。

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まとめ

ディズニープリンセスは子供たちに肯定的な影響を与える要素も多く含んでいますが、同時に悪影響も存在している。

しかし、最新の研究ではプリンセスの体型は自己認識に対して悪影響を及ぼしていないという結果が出ていたりと様々である。

肯定的な影響と懸念点を考慮した上で子供に視聴させることが必要なのではないかと感じた。

また、その際に親は子供に対してサポートをしたり疑問点に対して答えたり、逆にジェンダー的な疑問点を投げかけたりして自ら考えさせることが必要である。

ディズニープリンセスは子供たちに夢や希望を与えることだけでなく、自己肯定感を促進する手段として活用されるべきです。

シスネ編集長
シスネ編集長

最後までご覧いただきありがとうございます!

次回の記事でお会いしましょう!

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