ウォンカとチョコレート工場のはじまりとチャーリーとチョコレート工場のウィリー・ウォンカの性格が違う⁉︎2つの作品の関係性について調べてみた。

ウォンカの性格が変わった? コラム
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シスネ編集長
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映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』を映画館で鑑賞して「あれっ?チャーリーとチョコレート工場に出てきたウォンカと違くない?」と思った方も多いのではないでしょうか?

今回の記事ではそんな疑問を解消するために2作品の関係について調べていきます!

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の感想やあらすじはこちらからご覧ください↓

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』と『チャーリーとチョコレート工場』は何が違う?

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』を2005年に公開された映画『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚と思って鑑賞している人も多いのではないかと思う。

結論から言ってしまうと実はこのに作品には繋がりはないのだ。

映画の宣伝などで大ヒット作の前日譚と数多く取り沙汰されていることから多くの人が勘違いをしてしまっていたのだ。

私自身そのうちの1人である。

映画を鑑賞してから、様々な矛盾点に気がつき調べていくと2つの作品には全く繋がりがないことが判明した。

違いを見ていく前にまずは2作品の共通点について考えていこう。

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映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』と『チャーリーとチョコレート工場』の共通点とは?

この2作品の共通点は人気児童小説家ロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」を基にして作られた作品であるということだ。

実はこの小説は今作を含めて3度映画化されているのだ。

夢のチョコレート工場
(C) 1971 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

1度目が1971年にメル・スチュアート監督によってジーン・ワイルダーが主演で映画化された『夢のチョコレート工場』である。

チャーリーとチョコレート工場
(C) 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

2度目が2005年にティム・バートン監督によってジョニー・デップが主演で映画化された『チャーリーとチョコレート工場』だ。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり
(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

そして、3度目が今作で2023年にポール・キング監督により、ティモシー・シャラメの主演で映画化された『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』なのである。

一見、2作品のどちらかと物語の繋がりがあるのではないか?と思ってしまいがちだがいずれの作品とも繋がりはないのである。

そもそも1971年に製作された夢のチョコレート工場』のリメイク作品として製作された2005年の『チャーリーとチョコレート工場』はある程度同じストーリーなのだが今作はストーリー自体が別なのだ。

つまり、3作品の共通点はロアルド・ダールの児童小説「チョコレート工場の秘密」を基に製作された作品であるということだけなのだ。

その為、登場人物や主役であるウィリー・ウォンカの名前などは共通しているがウォンカのキャラクター設定には違いがある。

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映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』と『チャーリーとチョコレート工場』のウォンカの性格が全然違う?

ウォンカ比較

過去作と整合生がないことから監督が変わるごとにウォンカの性格がマルっと変わってしまい鑑賞する側からするとかなりの戸惑いが生まれてしまうのも事実である。

2023年に公開された最新作である『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は映画の公開前からロアルド・ダールの小説「チョコレート工場の秘密」の登場人物、ウォンカの起源の物語だと発表されていた。

つまり、映画『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカの前日譚ではなくロアルド・ダールの児童小説の前日譚をポール・キングとサイモン・ファーナビーで新たに作り出した物語なのだ。

そうなると当然の如くウィリー・ウォンカという名前でありながら全く違う人物になってしまうのだ。

では、作品ごとにどのような違いがあるのか見ていこうと思う。

まず、最初の映画化作品であるポールキングの『夢のチョコレート工場』はミュージカル仕立てになっており母子家庭で優しい母の元に生まれたのがこの作品のウィリー・ウォンカである。

そもそも、日本での公開もなかったことと1971年公開ということもあり多くの人がこの作品を知らないのは当然のことだと感じる。

そして、そのリメイク版として公開されたのがティム・バートンの『チャーリーとチョコレート工場』である。この物語では大方のストーリー展開は前作と同じなのだがウォンカの出自が全く違う。

この作品では前作と対照的に人嫌いなとっつきにくい性格であり、チョコレート工場を作った経緯も歯医者だった嫌な父親との確執によってその反動でチョコレート好きになったという暗い過去を持つ。

父親との確執は原作には登場することがなくティム・バートンが描き出したオリジナルの設定だったのだ。

今作の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は新たに創作された作品ということもあって過去の映画作品と繋がりはないもののミュージカル仕立てで母子家庭の優しい母の元で育ったという設定は1作目に通ずるものがるのではないかと感じる。

しかし、我々は『チャーリーとチョコレート工場』のイメージがあまりにも強いことから今作のウォンカの性格の変わりように驚いてしまうのだ。

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まとめ

ウォンカ

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』はあくまでロアルド・ダールの小説「チョコレート工場の秘密」を基に製作された完全オリジナルな作品である。

その為、過去作品である『チャーリーとチョコレート工場』(2005年公開)や『夢のチョコレート工場』との直接的な物語の繋がりはない。

歯医者の息子で父親との確執によってチョコレート好きになったという有名な設定は原作にはなく『チャーリーとチョコレート工場』(2005年公開)のティム・バートン監督のオリジナルの脚本である。

前作のイメージが強く、前日譚という宣伝から多くの人が物語に整合生があると思い鑑賞していることで矛盾や違和感を感じてしまっているのである。

最新作『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の感想やあらすじはこちらをご覧ください↓

シスネ編集長
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最後までご覧いただきありがとうござます!

次回の記事でお会いしましょう!

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