今回ご紹介するのは映画『ウエスト・サイド・ストーリー』です。
名作ブロードウェイミュージカルをスティーブン・スピルバーグ監督が映画化した作品のあらすじと感想をネタバレありでご紹介します!
映画『ウエスト・サイド・ストーリー』の作品情報
作品情報
作品名 | ウエスト・サイド・ストーリー |
原題 | West Side Story |
監督 | スティーブン・スピルバーグ |
脚本 | トニー・クシュナー |
出演 | アンセル・エルゴート レイチェル・ゼグラー アリアナ・デボーズ デビッド・アルバレス ジョシュ・アンドレス コリー・ストール リタ・モレノ |
製作国 | アメリカ |
公開日時 | 2022年2月11日 |
上映時間 | 157分 |
映画『ウエスト・サイド・ストーリー』の登場人物とキャスト
写真 | 役名・キャスト・概要 |
---|---|
トニー (アンセル・エルゴート) ヨーロッパ系移民のグループ、ジェッツを親友のリフと2人で結成。リフの誘いで参加したダンスパーティーでマリアに一目惚れする。 | |
マリア (レイチェル・ゼグラー) シャークスのリーダーベルナルドの妹。ニューヨークの新生活に夢と希望を持っておりダンスパーティーに参加する。トニーと惹かれ合う。 | |
アニータ (アリアナ・デボーズ) ベルナルドの恋人。故郷のプエルトリコよりアメリカでの生活に満足している。 | |
ベルナルド (デビッド・アルバレス) プエルトリコ系の移民シャークスのリーダー。アメリカのでの生活に不満を持っている。 | |
チノ (ジョシュ・アンドレス) ベルナルドがプエルトリコから呼んだマリアの結婚相手。ベルナルドには絶対的な忠誠を誓っている。 | |
バレンティーナ (リタ・モレノ) トニーが働くドラッグストアの店主。店はジェッツの溜まり場になっている。 | |
リフ (マイク・ファイスト) トニーの親友でジェッツの現リーダー。 |
映画『ウエスト・サイド・ストーリー』のあらすじ
ジェッツとシャークスの対立
ニューヨークのウエスト・サイドでは、プエルトリコ系移民のシャークスとヨーロッパ系移民のジェッツが対立していた。
ある日、ジェッツのリーダーであるリフは仲間とシャークスの旗にペンキをかけていた。
するとシャークスの少年たちが現れジェッツの1人が彼らに捕まり暴力を振るわれてしまう。
すると近辺を警備するクランプ巡査が現れ彼らの対立を止めようと警察たちが介入する。
しかし、ジェッツやシャークスの青年たちは誰も警察の言うことを聞かなかった。
すると警察の上層部であるシュランク警部補が現れた。
シュランク警部補は騒動を止めると、「次に騒ぎを起こした奴は刑務所行きだ」と彼らを脅すが、リフはそれに全く動じなかった。
ジェッツら距離を置くトニー
ジェッツのリーダーであるリフは、トニーが最近ジェッツに顔を見せていないことに気づく。
トニーはグループから距離をおきバレンティーナのお店で働いていたのだった。
リフはトニーと共にジェッツを結成し、彼には絶対的な信頼を寄せていたが、グループの少年たちはトニーへの信頼が薄れている様子だった。
ジェッツのリーダーであるリフがトニーを訪ねると、トニーは自分を見つめ直すための期間を必要として真面目に働いていると語った。
トニーは以前、喧嘩相手を殺しかけてしまい、現在は仮釈放中だったのだ。
この先は物語の結末やネタバレを含みますので閲覧には充分ご注意ください!!
学校でのダンスパーティーに参加するマリア
リフから学校でのダンスパーティーに誘われたトニーは参加することを決める。
学校でのダンスパーティーが迫る中、シャークスはジェッツとの喧嘩を計画していた。
シャークスのリーダー、ベルナルドの妹のマリアは兄を嫌っており、パーティーにも行きたくなかった上、気に入らないドレスを着せられ気分が落ちていた。
しかし、ベルナルドの彼女であり、友人のアニータが赤いベルトを貸してくれたことで気分が少し良くなりパーティーに向かうことになる。
マリアに一目惚れするトニー
パーティーでは、シャークスとジェッツが競い合うようにダンスを披露していた。
ベルナルドは、マリアの恋人候補として、グループのメンバーではなくチノを連れてきた。
チノはシャークスのメンバーではなく喧嘩をしない真面目な青年だった。
しかし、マリアは少し離れた場所でダンスを見ていた。
その時、マリアを見つけたのが、ジェッツのトニーだった。
彼はマリアに一目惚れしてしまう。
同時に、マリアもトニーに一目惚れしていたのだ。これが、彼らの恋の始まりだった。
しかし、この様子を見ていたマリアの兄ベルナルドがトニーに喧嘩を売ったことがきっかけでベルナルドとリフが決闘をすることになってしまう。
対立するグループでありながらも恋心を抱く2人
トニーとマリアは、対立するグループに属しながらも、お互いの心を揺り動かす運命的な出会いを果たした。
その瞬間から、二人の運命は大きく変わり始める。
翌日、トニーとマリアは予定通りに再会すると二人は一緒に列車に乗り、美術館でのデートを楽しんだ。
その中で、トニーは自分の過去を率直にマリアに語ると、マリアもまた、夜にグループ同士が決闘することに対する不安を打ち明けた。
その日の終わりには、二人は互いに結婚の約束を交わしたのだった。
トニーは、マリアのために決闘を止める決意を固めたのだった。
彼らの愛は、対立する世界の中で芽生え、強く成長していた。
ジェッツとシャークスの決闘
トニーは胸に燃える情熱と恐れを抱きながら、マリアを愛していることを告げるためにベルナルドの元に向かった。
彼はベルナルドに、パーティーでの出来事について謝罪しようとしたが、ベルナルドは憎しみに満ちた目でトニーを睨みつけた。
そして、思わず怒りの感情が爆発し、トニーを殴り倒してしまった。
トニーは痛みと怒りに満ちた心で、手を出すことを我慢していた。
しかし、ベルナルドの攻撃によって、彼の我慢も限界に達し、ついに、トニーは抑えていた怒りを爆発させ、ベルナルドに対して反撃をしてしまったのだ。
その後、ベルナルドがナイフでリフを刺したことで、トニーは怒りマリアの兄であるベルナルドを殺してしまった。
すると警察が決闘の現場に駆けつけたことで決闘は終わり解散した。
マリアに会いに行くトニー
トニーは警察から逃れながらも、マリアに会いに行くことを決意した。
彼が現れたとき、マリアの目には兄を失った悲しみと、それに対する怒りが宿っていた。
マリアはトニーを責めましたが、二人の間にはまだ深い愛情が残っていた。
しかし、そのとき、アニータが現れる。
彼女はマリアとトニーが密会しているのを目撃した。
アニータは彼らに町を逃れるように忠告する。この町には、彼らの愛を許さぬ者たちがいるからだ。
伝言を伝えるためにバレンティーナを訪ねたアニータ
アニータはトニーに伝言を伝えるためバレンティーナの店に駆け込んだ。
しかし、そこはジェッツの溜まり場になっており、アニータは彼らにレイプされそうになる。
しかし、バレンティーナが仲裁に入ったことによって、危機は救われた。
その場でアニータはバレンティーナに、チノが銃でマリアを殺してしまったと嘘を告げた。
その後、バレンティーナは店の地下に隠れているトニーにマリアが亡くなったという嘘の知らせを伝えてしまったのだ。
嘘から起きた悲劇
嘘の知らせを聞き、マリアが死んだと思い込んだトニーは悲しみに打ちひしがれ怒り、夜道に出ていきチノを探す為、大声で叫んだ。
マリアを殺したなら自分を殺してくれと叫ぶトニーの元にマリアが現れる。
マリアはトニーと街を出るための準備をして店に向かっていたのだ。
トニーはマリアがいることに驚くも喜びながら彼女の元に駆け寄る。
しかし、トニーの背後からチノが現れトニーを拳銃で撃ち殺してしまったのだ。
怒ったマリアは銃をチノに向ける。その場にいた全員に銃を向けたが銃をおろすとトニーの遺体に寄り添い泣き崩れた。
その後、チノはバレンティーナによって警察に引き渡されたのだった。
映画『ウエスト・サイド・ストーリー』の感想
この映画の監督はスティーブンスピルバーグ監督だがウェストサイドストーリーは1957年に初演されたミュージカルが元になっているものだ。
自分自身ミュージカルでウェストサイドストーリーというものがある事は知っていたが実際に見たことはなかったので今回の映画は必ず見たいと思っていた。
内容は移民の若者たちの闘争や対立の中でチーム主力のメンバーが敵チームリーダーの妹に恋をしてしまうといったものであった。
よくある話であるが飽きずに見ることができた。2時間半以上ある映画が一瞬に感じた。
なんでか少し考えてみたのだが普通の映画と違いミュージカル調なので歌を歌ってるシーンや踊ってるシーンが多く見ていて全く飽きることはなかったからだと思う。
とても見応えがあり個人的にはみて良かったなと感じたが少し疑問点も残った。
対立の中で決闘をすることになるのだが、その中で主人公のトニーがヒロインであるマリアのお兄さんを殺してしまう。
怒りと悲しみの感情が芽生えるがそれでもマリアはトニーのことを愛しているから逃がそうとする場面がある。
冷静に考えて家族を殺されてその対応は現代では絶対にないだろうなと思った。
少し現代とは違う部分もあるなと感じながらも1950年代はこんな感じだったのかなと感じることができた。
ロミオとジュリエットに少し似てる印象を受けたので調べてみるとロミオとジュリエットが元になった話だそうだ。
まとめ
今回は、映画『ウェスト・サイド・ストーリー』のあらすじと感想をネタバレ有りでご紹介してきました。
スティーブン・スピルバーグ監督が指揮をとりミュージカルの名作が映画となったこの作品は157分と長い上映時間でも飽きることなく鑑賞できるミュージカル調の作品となっていました。
Amazonプライム・ビデオでも配信が開始され気軽に鑑賞することができるようになったのでまだ鑑賞していない方やもう一度ご覧になりたい方はぜひこの機会に鑑賞してみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の記事でお会いしましょう!
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